乱鳥の書きなぐり

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後宴之式能   春日若宮御祭礼式能楽 記録 2

2006-12-29 | 能楽・狂言

写真は『羽衣』です。 

 十二月十八日春日大社   

     後宴之式能   春日若宮御祭礼式能楽 記録

 

 少し前の記録ですが…

 写真は春日若宮御祭礼式能楽の二日目、『後宴之式能』の『羽衣』です。

   

 

 国指定重要無形民俗文化財

          春日若宮御祭礼式能楽

 

 後宴之式能 日時  

 平成18年12月18日(月) 午後2時始 場所  御旅所  

 能  羽 衣  

    シテ 金春 欣三           

      ワキ   福王茂十郎          

      ワキツレ 福王 知登           

      ワキツレ 喜多 雅人  

 

   

     能『羽衣』

 能『羽衣』は一般によく知られているあらすじです。以前にも何度かみたことはあったのですが、奥が深い感じがいたします。   

 とても優雅な舞や仕草が じんわりと心に響き渡るようで、ゆったりとした気分になり、見とれてしまいました。

 西日を受けての羽衣は薪能とはまた違った趣で、違った感じがして楽しむことができました。

 強い日差しの西日を受けての羽衣は少し意志の強ささえ感じさせてくれます。

 能が光の光線や空気の揺らめきによって こんなにも異次元の世界をかもしてくれることを感じ、初心者ながらも 能の厚み、深み、難しさを感じることができたように感じます。

 

  

 羽衣を返してもらう前と後の動きの変化は、初心者の私にとっても魅力的です。

 また羽衣の面や能装衣。頭にかぶっておられる月や花、蝶や鳥は見事なつくりです。とても気品に満ち溢れていて、うっとりとしてしまいました。

 面の口には歯が描かれていて、とても表情豊かなものでした。

 

 

 なんだかうっとりとした時の流れの中で、『羽衣』はあっという間に終わってしまいました。

 

 

 お気づきの点や間違い、失礼などがございましたら、お教えいただけましたら幸いです。

 また失礼があれば お許しくださいますよう、何とぞ宜しくお願い申し上げます。


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2 コメント

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御旅所 (えみこ)
2007-01-04 21:24:15
御旅所でこのような美しい能が見れるのですね。毎年同じものをされるのですか?春日大社の近くに住んでいたことがあり、度々訪れているのですが、御旅所がどこか分かっておりません。今度、見に行ってみたいと思っております。30年位前に、このお祭りの時はとても寒くて、小雪がちらついていたということばかり覚えております。観光客の方も少なく、地元の小・中はお休みでしたね。冬の午後の日差しは本当に独特な色合いがありますね。それがどのように能と合わさっているのか私も見てみたいです。
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曲は毎年違うようです (乱鳥)
2007-01-05 00:25:18
私も子どもに勧められて、今年初めて行ってみました。能楽にお詳しそうな方たちも多かったのですが、雰囲気だけでも…と楽しんでまいりました。高校生の団体やご近所の方、諸外国の方や旅行者たちもいらっしゃって、和やかな雰囲気でした。

薪能とも能楽堂とも違った雰囲気で後宴之式能も素敵でした。

前日(『御祭当日』)も興味深い内容で行く予定でしたが、生憎子どもが帰ってきておりましたので、家でくつろいでしまいました…来年はいければいいな…

えみこさんも都合が合えば、是非足をお運びください。付近の方々は御祭後といった感じで掃除をされていたり、『御祭』に対する思い入れと愛情がどこかしこに感じられて、私なりに『奈良』を感じ取ることができました。
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