乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

58: かたちの謎を解く 『魔除け百科』   岡田保造 著

2009-04-20 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

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(写真は先日探しに出かけ、見つけることができた、『道切り』http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/87667758700262105bfa9a97b69a9a1b

岡田保造先生は本書で『勧請縄(かんじょうなわ)』と記されていた。

本書には、女綱が載せられていた。

私が撮ってきた写真は、女綱ではない方のようだ。

岡田保造先生のおかげで、感心のある『道切り』のとっかかりの一つを頂いたと喜んでいる。)

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記録だけ  

 

2009年度 58冊目  

 

 かたちの謎を解く 『魔除け百科

 

 

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 岡田保造 著

 丸善株式会社

 平成19年7月20日第1版 

 110ページ 1900円+税

 

 4月20日。

 近隣図書館から県立に頼んで 取り寄せていただいた四冊を読みあげてしまう。

 もう一冊頼んでおいた本は、我ヶ町にはあるものの、郷土研究室付けで借りておられると、先日ネットで知る。

 他町は無いものかと思い、某図書館を探すと、あった。

 早速、行く。

 ナンバーを探したが無い。

 係員に問うてみると、ネット検索して、壁面コーナーに探しに行って下さった。

 探して下さっている途中も、丁重に椅子に進められ、くつろいだかたちで、ぼわんと辺りを眺めていた。

 

 ところが、無い。

 どういう訳か、目的本は姿を消しているとのことだ。 

 係員曰く、

「郷土関係本の高額なものは、書庫に入れていますので、おっしゃって下さい。」

 なるほど、皆の公本が無くなることもあるのかと、寂しい思いがすることしきり無し。

『買うか、コピーするか、ノートに書き出せばいいじゃない・・・。』

と、見えぬ相手に腹立ちを覚えた。

『知識増やして、人(自分)殺す、だな。』

 

 図書館員は頼んでなかったにもかかわらず、似たような題名の本を三冊、持ってきて下さった。

 この親切さには、恐れ入った。

 なんという素晴らしい図書館なんだろう・・・。

 

 某図書館は 私の読みたかった取り寄せて下猿とおっしゃる。

 だが、自分の町の図書館でも頼んでいるので辞退させていただいた。

 

 前置きはこのくらいにしておこう。

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 本日は八冊の本を貸していただいた。

 そうして一番に手に取ったのが、かたちの謎を解く『魔除け百科

 図書本紛失という非常事態を垣間見た私は、ケを払う意味合いで、無意識にこの本を選ぶ。

 

 かたちの謎を解く『魔除け百科』は面白かった。

 石垣に印が付いていると知ったのは、ここ数年である。

 それからというもの、気を付けてみていると、いろいろな模様が刻まれていることに気づく。

 ただ、献上した人のしるしくらいに考えていたが、いわれれば世界共通の模様が多く見られる場合も多い。

 中国やイランなどでは、日本とよく似た印やかたちが刻まれていることも見かける。

 

 若干、全てを鵜呑みにできない感じはしたが、読み物として楽しめる秀作であった。

 

 ところで、イランで二重長方形(ます型?)の模様を、私は山中で発見している。

 写真にも納めたが、夫にいうと、夫の仕事には関係はなく、興味はなさそうだ。

 明らかに 『○○』と相対し向かい合った 観光客歩かぬ山中に彫られた二重長方形。

 著者岡田保造先生の本にも出てくる形である。

『○○』と相対し向かい合ったという自体を考えると、かなり有効だと密かに喜んでいたことだ。 

 が、岡田保造先生とは全くの接触もなく、知らせるのもおこがましい。

 魔除け研究・コレクターの第一人者という著者だが、ここはひとまず、沈黙しておこう。

 私は良く一人で散歩するので、いろいろなものにであい見つけることが多い^^V

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アーテシュガー 4(最終回)  《ゾロアスター教の神殿》  イラン

2009-04-20 | イラン2007~2010(6回)

 

            

 アーテシュガー 4(最終回)  《ゾロアスター教の神殿》  イラン

 

       アーテシュガー 4 

               《ゾロアスター教の神殿》

 

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 アーテシュガー 4(最終回)《ゾロアスター教の神殿》の道を登り詰めhttp://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/fa75ca309ea00b2d7c8c66904fc64ce8、頂上に着いたよ。

 本当なら深呼吸したいところだけど、砂っぽくて、それは無理。

            

 それにしても、個性的な形。

 幸運にも ゾロアスター教関係の建物はいろいろなところで見たけれど、アーテシュガーも素敵だな。

 

            

 上の写真は内部から町を見た様子。     

 見晴らしが良い。

 右遠方の山の形が素敵だけれど、名前は知らない。

      

 イランの山も、きれいでしょう。

 砂でくっきりとカメラに治められない日もある。

 この日はそうだったな。

            

          中から見た、柱部分。

          煉瓦の積み上げ後が、認められるよ。

 

 これは入り口の上部。

 イランの建物はこういった形状を見ることも多いな。

 下の写真を見ると、その様子がわかりやすいよ。

 

            

 上の写真は外側から内部に向けて、カメラを摂ったもの。   

 誰もいず、靜か。

 下でタクシーが待ってなければ、一日いたい空間だったよ。   

 以後ことは良かったんだけど 三、四時間ぐらいで我慢したよ。

 タクシー運転手は追加料金を請求しなかったが、チップは はずんでおいたよ^^

「お前さんたち見ないに長い人は、めったに 無いよ。」

だって。  

 運転手さん、お付き合い、ありがとう。  

 

 

 

     下は三で紹介した、地上から頂上までの様子

     

       ↓

       ↓       

       ↓

       ↓

            

       ↓ 

            

       ↓

 

            

       ↓

            

 

 これで アーテシュガー 1~4 《ゾロアスター教の神殿》記録は終わりです。

 みなさま、最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございます。

 心より、御礼申しあげます。

 

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アーテシュガー 3  《ゾロアスター教の神殿》  イラン

2009-04-20 | イラン2007~2010(6回)

 

            

 アーテシュガー 3  《ゾロアスター教の神殿》  イラン

 

       アーテシュガー 3

               《ゾロアスター教の神殿》

 

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 今日は アーテシュガーを一気に下から頂上まで登っちゃうよ。

            

 

 準備体操は良いかな。

      

     

 一番下から見た写真。

  さ、登るよ^^    

  

 途中、町が見える。

 生活のためのでっかい水槽タンクがあるけど、写真には入れないよ。

 希望があれば、後日お見せしちゃいます。

                さぁ 先を急ごう 

 

             

            不思議な残り方だね  

            さぁ、進もう。

 

 風と太陽にさらされているのに、保存状態が、結構いい感じ。

            

 頂上目前に、こんな感じになっているよ。

 

 私はいつも脇道にそれて、見たくなっちゃうんだ。

 頂上目的地に一気に行かずに、こんな箇所にも寄り道。

            

 夫は仕事のため 頂上まっしぐら。

 私は他のところもなが~く見て遊んでいるよ。

 一人での探検ごっこは、最高。

 もう、いい年した中年おばちゃまなのにね^^

 こういうのをおばちゃまとはいわずに、おばかちゃまというんだよ。

            

 いくら私でも、この中には入らないよ。

 何せ砂状に風化している部分も多いもの。

 崩れたら、一環の終わり。

 

 夫は救助活動できるかな・・・。

 気が付かずに、頂上で仕事をし続けてるかも。

 ちょい、心配^^

            

 こんなところも落ちないように一人で行ったよ^^

 何となく ペルセポリスにも類似した部分を感じて、楽しかったな。

 

 さてさて次は 待ってましたの目的地▼

            

  みなさま、お疲れ様でした~。

 ここが頂上にて ごじゃりまする。

 

 

 次は 頂上の様子をご紹介したいと思います。

 よろしければ、次回も見て下さいね^^ 

                   4に 続く

 

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アーテシュガー 2  《ゾロアスター教の神殿》  イラン

2009-04-20 | イラン2007~2010(6回)

 

 アーテシュガー 2  《ゾロアスター教の神殿》  イラン

 

       アーテシュガー 2 

               《ゾロアスター教の神殿》

 

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 上の大きな写真の三枚は、アーテシュガーを登る途中に見える景色です。

 

 イスファハンの町がよく見えます。

 空は真っ青です。

 

 いつもは一人で歩きますが、結構足場が悪いので、家族に助けてもらいました。

 降りる時には、家族に助けてもらったり、急な箇所は滑り台のように 砂地を滑って降りたところもありました。

 ホテルに帰り、部屋であわててマントゥを洗濯。

 こんな時のために、イランに行くときには、マントゥは二枚 用意しています。

       

 

 次回はアーテシュガーに登った部分を紹介させていただく予定です。

 よろしければ、次回も見て下さいましたら 嬉しいです。

 

                     続く

 

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 おことわり

 この記録は4月はじめに一旦載せたものですが、続きを書く機会を失ってしまっておりました。

 本日再載し、アーテシュガー記録をここにまとめたいと思います。

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アーテシュガー 1   《ゾロアスター教の神殿》  イラン

2009-04-20 | イラン2007~2010(6回)

 

 アーテシュガー 1   《ゾロアスター教の神殿》  イラン

       アーテシュガー 1 

               《ゾロアスター教の神殿》

 

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 イランを旅すると、何処彼処にゾロアスター関係の遺跡を見ることができる。

 ここ アーテシュガーもその一つ。

 ゾロアスター教の神殿跡(ササン朝時代(226~651) )といわれる。

 アーテシュガーには、家族の仕事の関係で、2008年度に訪れた。

 人は少なく、私たちが登ったときもほんの5~6人とであったのみ。

 その中に日本人男性の二人組もいらっしゃった。

 さわやかな挨拶^^

 

 アーテシュガーはイスファハンから、西に10キロ。

 小高い山。

 砂地で小石も多く、足場は悪い。

 イスファハンそのものの高度も高く(約1600㍍)、イランの9月の厚さから考えての写真のような道を上るのは、相当な体力の消耗になるのは確か。

 しかし20分そこそこかけて 上まで登り切ると、イランのすがすがしい風。

 煉瓦等が風化しつつある砂地の遺跡から眺める生活感溢れる町を眺めるのも、楽しいもの。

 

 写真は他にも数多く撮ってきました。

 次回、その内のほんの一部を紹介したいと思います。

                  

                     続く

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 ご報告

 この記録は4月4道に載せたものですが、続きがかけずにいましたので、再載させていただきました。

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57: 『日本語の作法』 外山 滋比古 著  日経BP社

2009-04-19 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

記録だけ  

 

2009年度 57冊目  

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  『日本語の作法』

 

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 外山 滋比古 著

 日経BP社

 2008年10月8日 第1版

 2008年12月26日 第2版

 173ページ 1200円

 

 本日、二冊目は外山 滋比古 著の『日本語の作法』

 故宮田登先生を楽しんだ後、鍋をかけ、アップルパンを焼きながら、喜楽に楽しんだ。

 喜楽だが、これがなかなかの骨太。

 著者のかたくなにまで正論を唱える偏屈さが、快い。

 いや、彼が変わり者なのではない。

 私も含めて、一般における言葉が乱れすぎているに過ぎない。

 彼もまた世の悪と闘う、正義感溢れた 本当は心優しき人物なのだろう。

 

 文のひだから、本音を出し切れないジレンマが見え隠れする。

 紳士的におさえて描かれた中身は、ご本人の苦笑が伝わり、読み進める上で 好感度は一層アップした。

 この人は分厚いぞ。

 

 

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56: 『宮田登 日本を語る1 民俗学への道』  宮田登 著  吉川弘文館

2009-04-19 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

 

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記録だけ  

 

2009年度 56冊目  

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『宮田登 日本を語る1 民俗学への道』

 

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 宮田登 著

 発行所 吉川弘文館

 2006年2月10日

 233ページ 2730円

 

 本日、宮田登を楽しむ。

 私の好きな宮田登氏の 『宮田登 日本を語る1 民俗学への道』

 今年では56冊目にあたる。

 

 宮田登 日本を語るシリーズも 残り僅かになってきたかと思うと、少し寂しい。

 まぁ、もう一度読めばいいことだな^^

 

『宮田登 日本を語る1 民俗学への道』も楽しく、一気に読みあげた。

 いろいろと興味深いことが書かれていた。

 時間がないので一つだけ記録しておこう。

 

 地名の重要性(P.119~)

 これは諸先生方が言われていることだが、新興住宅や町合併や新町づくりにおいてノ 今後の重大課題と考える。

 地名でおおよそがわかる場合が多いことは、先日講演をの中で 青山茂先生http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/d5ece2f627bbbc9c7355cb8537b7768a(『卑弥呼はほんとうに山辺の道を歩いたか』)もおっしゃっていた。

 

 ところで、『宮田登 日本を語る1 民俗学への道』では宮田先生の後輩にあたる福田アジオさんが解説。

 その中で 宮田登先生の人物像を語られていた。

 思った通りの方。

 講義を聴きたかったなと、再び感じた。

 

 今回も記録だけで、失礼申し上げます。

 

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55: 『神、人を喰らう』 人身御供の民俗学  六車由美 著  新曜社

2009-04-19 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

 

 (鹿、せんべいを喰らいて  神、人を喰らう)

  

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 記録だけ  

 

2009年度 55冊目  

 

       『神、人を喰らう』

       人身御供の民俗学

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        images images images  

 六車由美 著

 新曜社

 2003年3月31日第1版

 269ページ 2500円+税

 

 四月十八日 土曜日

 前日から読みかけていた 六車由美著 『神、人を喰らう』人身御供の民俗学を読了。

 途中『説教節』『まつら長者』などが出てきて、本書の3~4割がたは声を出して読む。

 全体を通して 文章がなめらかで、読みやすくわかりやすい。

 

『神、人を喰らう』は上滑りせず、細やかで真面目にとらえられたところが興味深い。

 今まで読んだ中に出てきた 人身御供や人柱や生け贄の記述(書物)よりも掘り下げられており、ありがたい。

 参考文献を開くと、これまた興味深い本も多い。

 

1 本書では赤坂憲雄氏に対する記述部分はたいへん面白かった。

 

2 八尾市恩智神社 御供所神事(11/26)

  米の神饌

    A 丸餅150

    B 餅マガリ 700~800

    C 俎板 オオブト マガリ バイシ 1500

    ABC あわすと人型 → 身代わり

 

3 身代わり 

    同村

    異人  → 呪術的要素が強まる

         → 神(或いは蛇)が受け付けない

     2パターン

 

4 異人  → 神(或いは蛇)が受け付けない

   上の場合を踏まえて、村で乞食(本書記述ママ)を囲う

   囲い人は生け贄のため

   村の権限などは全て与えられない

   隔離

 

5 『殺生の積みの緩和』のための『生け贄』という行為

 

 

 上1、2、3、4、5 以外の興味深いところをざっ!と簡単に記録しておこう。

 

 ・人身御供の靜めるためと、神が食するための生け贄

 ・人→四つ足→二本足→鮭→雑魚

 ・神社前池のひとつ目の魚(柳田)

 ・皇居の櫓下の大量人骨

 ・本当に人は食べなかったという著者の意見

 ・祭(性と食)

 ・広義の意味での「たべる」を、著者が三回以上取り上げたところ

 ・近松作品

 

 上は思いついたままですので、順番はばらばらです。

 こんな風に楽しい時間を過ごすことのできる本であったことを付け加えておきます。

 

 本日も記録のみにて失礼申し上げます。

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『直弧文』

2009-04-18 | 美術・文様・展示物

 

 (写真は先日一人で『道切り』http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/87667758700262105bfa9a97b69a9a1bを探しに行った時に目指した 奈良の矢田にある山寺『東明寺』です)

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      『直弧文』

 

 私は学生時代から文様には興味があったのだが、古墳などに関係した考古学関係の文様は全く知らない。 

 以前、巣山古墳に連れていただいた。

 その折、頂戴したパンフレットの喪舟の文様が気になり、奈良の広陵町のガイドの方に訪ねたことがある。

 親切に『直弧文』と教えていただき、書物に載せられた文様も見せていただいた。

『直弧文』、それは初めて聞く文様名だった。

『直弧文』は、美しい幾何学模様とともに名前も心に残っていた。

 

 幸運は訪れるものだ。

 本日(4/18)。

 広陵町文化保存センターの井上義満氏に『直弧文』のお話を聞く機会があった。

 一時間程度の短い時間ではあったが、直弧文A型、直弧文B型、直弧文複合型などを丁寧に教えていただいた。

「舟に描かれた直弧文」「舟の構造」「文様」を主軸に話しは展開され、興味深い。

 特徴的な舟や呪術的、民俗学的に興味深い舟は、先生の話を聞き、スライドを見ながらながら、手元は(ほとんど)見ずにいくつかクロッキーしておいた。

 

 帰宅後、頂いた資料を丹念に読む。

 熊本井寺古墳から出土した直弧文は、ピカソさながらの面白みのある文様だった。

 資料はモノトーンだったので、余計にイメージは膨らむ。

 早速、拡大コピーした。

 これから、色を塗る。

 思わぬ方向にまで楽しめる直弧文であった。

 

 最後になりましたが、井上義満先生や関係者のみなさまに心より御礼申し上げます。

 ありがとうございました。

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  ▼ 以前記録した『直弧文』との出会いの記録 

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/06a94b0d3d583bd61b90d729a6fc5874 

 巣山古墳の喪舟

 

        

          

 

   http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/87ccb095a6513f051e7dc5a82f01282f

 

 巣山古墳の喪舟の舷側板が周濠の北東隅から出土したと、パンフレットに載っていた。

 舷側板にはよく見かけるような文様が認められる。

 しかしながら この文様の名は知らない。

 私は広陵町にガイドの方に問うた。

「直弧文ですよ^^」

といって、持たれていた書物を見せて下さった。

 なるほど、共通性のある文様だ。

 この美しい文様は円文様と帯文様が組み合わされて彫りで描かれている。

 加えて、出土した位置方向も教えて下さった。

 

 写真のみどりの部分は古墳の一部。

 その古墳の端をくるりと右にカーブしたところから出土したとのこと。

       

 写真の舟の全体像は復元したものらしい。

 この舟は『喪船』といい、棺をのせて運んだとのこと・・・。

 そう考えると円文様と帯文様の組み合わせも、何かいみがあるのかもしれない。

 

 板には赤が塗られた後が見られるという。

 赤の意味合いは大きい。

 死者を運んだならば、なおさらである。

 

 

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ご報告が遅くなりました。六月の歌舞伎鑑賞教室 『下市村釣瓶鮨屋の場』 日程及び会場

2009-04-18 | 舞台・音楽 雑感メモ

 

 写真は、以前正月用に買った、お手頃価格の伊達巻き。

 勧進帳の絵に飛びついて購入。

 こうなれば、伊達巻きの質より 『勧進帳』ですよ・・・。

 家族はこんな阿呆な私に、つきあわされておられまする^^

  images images images images   

 遅くなりましたが、以前申しておりました 六月の歌舞伎鑑賞教室の会場が決定しておりますので、ご連絡申し上げます。

 

  『下市村釣瓶鮨屋の場』

 

平成21年6月4日(木)~22日(月)

月日 曜日 会場 お問合せ先 開演時間
6月
4日
吹田市文化会館
06-6380-2221 11:00
5日 大東市サーティホール
06-6211-3681
(松竹関西演劇部)
貸切
8日 大阪芸術大学芸術劇場
貸切 貸切
9日 大阪厚生年金会館 06-6214-2200
(チケットホン松竹)
11:00 貸切
10日 貸切
11日 松山市民会館 089-946-2888
(eatインフォメーション)
9:00 13:30
13日 吉野川市鴨島公民館 0883-22-0015 12:30 15:30
14日 阿南市市民会館 0884-22-7000 13:30
15日 和歌山県民文化会館 073-436-1331 14:00
16日 池田市民文化会館 072-761-8811 14:00
17日 神戸文化ホール 078-351-3535 10:30 14:00
18日 10:30 14:00
19日 堺市民会館 072-238-1481 貸切 18:30
20日 大阪中央公民館 06-6214-2200
(チケットホン松竹)
13:00
21日 川西市文化会館 072-740-1117
(みつなかホール内)
13:00
22日 奈良県橿原文化会館 0744-23-2771 11:00 14:00

 

 以上は松竹株式会社様の歌舞伎美人を参考にさせていただいております。

 興味のお持ちの方は、おみこぼしがございませんよう、よろしくお願いいたします・・・といっても、松竹さんとは 全く関係はございません(笑み)

   images    

 最後に・・・

 松竹さんにこの声が届かないだろうか。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 関西で 松嶋屋さん(特に 我當丈)で『近頃河原の達引』が観たい。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 これで数回はブログで念じているhttp://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/8afa15d646a4fe344782f33308123e2e阿呆な私。

 遠征できない一庶民の小さな声がいつかは伝わると信じて・・・。

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『寺口忍海古墳群』 一部写真紹介 / 奈良

2009-04-17 | 民俗考・伝承・講演

 

1▲

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   7▲

   

   8▲

 

       寺口忍海古墳群』 一部写真紹介

 

 葛城山麓公園入り口から20分も登ると、D30号古墳

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/1930c9c7b015c9b52ee28f4571180eb6

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/a24dd675efe2cd4299b5a08c83609e1d(4・5・6・7・8▲)に辿り着く。

 途中、1・2・3▲のような古墳の数々。

 散歩気分程度の私が見ても、古墳らしき古墳が点在。

 葛城山麓にはその数150余と知り、驚く。

 

 D30号古墳では石室に入り、初めての体験にいささか興奮気味だった私。

 その気持ちを抱きつつ、葛城山麓公園を降りる途中に写真1▲のような古墳を発見した。

 なんと、入り口(言葉は知らない)の付いた古墳。

 この古墳は中には入ることはできないが、中の様子が何とか見えた。

 やはりライトを持って行くべきだと、即座に反省。

 失敗に失敗を重ねながら、ゆっくりと楽しんでいこうと考えている。

 

 タイトルには 写真紹介と書いているが、実はカメラのメモリーカードの不手際で、携帯電話で撮したものです。

 ブレがひどく お見苦しいと思いますが、お許し下さい。

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『寺口忍海古墳群』  (写真 全5枚) / 奈良

2009-04-17 | 民俗考・伝承・講演

 

         『寺口忍海古墳群』

   

   

 写真は葛城山麓公園にある『寺口忍海古墳群』のD30号古墳。

 実は上の説明写真を見て、今知ったところ。

 古墳に○号といった数字が付いていたことを、初めて知る。(笑;;)

      

      

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/1930c9c7b015c9b52ee28f4571180eb6

 上の写真は石室内から撮ったもの。

 撮影技術不足でぶれていることをお許し下さい。

      

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『寺口忍海古墳群』で 絵画的石室を味わう / 奈良

2009-04-17 | 民俗考・伝承・講演

 

      絵画的石室 『寺口忍海古墳群』

 

 

 葛城山麓公園には『寺口忍海古墳群』http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/a24dd675efe2cd4299b5a08c83609e1dがある。

 城山の東麓に分布する古墳群で、古墳の総数は150基以上とのこと。

 横穴式石室が多く、どういう訳か南に開口。

 虫や湿気などの関係なのだろうか・・・。

 

 葛城山麓公園入り口から20分も登ると、D30号古墳に辿り着く。

 この古墳は石室内に入ることができる。

 そして私は、こういった小さな閉鎖された古墳に初めて入ることができた。

 

 中は光が届かず、暗い。

 初心者の私は 生憎 ライトの持ち合わせがない。

 少し心細かったが、中に入り、古墳石室の静けさと涼やかさを味わう。

 中は屋久島の岩屋を少し閉鎖した感じで、居心地は良い。

 前日の雨で、室内の床部分は少し水がたまっていた。

 ここにかって人が長年の眠りについていたとか、もし古墳が崩れたら・・・などの恐怖感は、不思議だが 無い。

 むしろ、落ち着いた空間で、貴重な体験・・・という感が強い。

 

 私は暗い中、写真を撮った。

 カメラのメモリーカードの不手際で、仕方なく、フラッシュ無しの携帯電話でシャッターを押す。

 そうして二枚撮したうちの一枚が上の写真。

 美しい。

 まるで独立美術会の絵画を見ているようだ。

 石室壁面の石積みは、絵画的な美的要素さえ感じ取れる。

 

 残念なことをした。

 もっといろいろな角度で、写真を写しておけば良かった。

 カメラの準備も怠るべきではなかった。

 後悔はしたものの、この美しさを見れば、満足感はひとしお。

 心に残る幸せな時間を持つことができたと、喜んでいる。

            

 携帯電話で撮る。

 撮影技術不足でぶれていることをお許し下さい。

 

コメント (2)
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源九郎狐の鳥居近く  かって女のいた宿 / 奈良・郡山

2009-04-16 | お出かけ

 

     images images images images

 奈良の郡山には、源九郎狐の鳥居というのがある。

 源九郎狐の鳥居前といえは、歌舞伎で何十回見た演目だ。

 以前から気に掛かってはいたが、行くのは今回が初めて。

 伏見やら、奈良の郡山やら、桃太郎生誕地と同じく、源九郎狐の鳥居前も御盛んなことだ・・・。(笑み)

 

   

 源九郎狐の鳥居前につくと、芝居とはかけ離れたイメージの鳥居。

 これでは鎧(よろい)を置き、鼓を兜(かぶと→頭)を据え付ける場面などは、イメージできない(笑み)

 しかしながら、貧困な私のイメージを最大限に膨らませ、夫と荒れやこれや話しながら、或いは、沈黙しながら楽しんだ。

                     

 源九郎狐の鳥居前付近には 写真のような重厚な建物が多い。

 私は、昔宿であったのだろうと、夫に伝えるが、夫は無関心。

 私は歌舞伎や江戸の本などを思い浮かべながら、建物を一つ一つを丹念に見て回った。

 建物は三階建てのものが多く、当時の女たちの喜びや悲しみや切なさが伝わってくる気がした。

 格子戸は、一階、二階、三階とかなり細かい。

 当時の女たちに対する厳しさが、もの悲しく感じる。

 多分、ここは遊郭であったのだ。

   

 見て回ると今も住まわれている家、空き家になった家と様々だった。

 不思議なことに、数少なくだが調べたガイドブックには、ここのことは全く触れられてない。

 しかしながら、当時の様子は、京都の島原のように美しく大切に保存されている。

 私の調べ方に、問題があったのかも知れない・・・。

                     

 充分に源九郎狐の鳥居前と遊郭跡を楽しんだ後、郡山商店街の蒲鉾・てんぷら店で、天ぷら十枚を購入。

 気のよいおばさんは一枚、はんぺんをおまけして下さった。

   images  

 おばさんに、

「源九郎狐の鳥居前の近くの 素敵なお家は、何ですか?」

徒党と、おばさんは一瞬戸惑いの色合いを見せながら、それでも答えて下さった。

「あれは、おやまさんが、住んだはったんですわ。」

 少し京都弁と違う 奈良弁の調べが これもまたよし。美しい。

 重ねて、

「三階建てが多いででっしゃろ。昔はこの辺も賑やかでしたんや。昔はおやまさん目当てで、夕方は、この通りも 男の人がいっぱいでなぁ。お相撲さんなんかも、よう、歩いたはりましたんや。・・・・・・。」

 おばさんは話し出したらとまらない。

   images   

 ところで奈良では遊郭の女性のことを『おやまさん』と呼ぶらしい。

 天ぷらはおまけして下さり、興味深いお話もして下さって、有意義な時間を過ごすことができた。

 私は、この時はどういう訳か『籠釣瓶』を思い浮かべていた。

 女たちにも、いろいろなドラマがあったのだろうなぁ・・・。

 images images images images images 

     images images images images images   

 最後になりましたが、写真の家が当時の宿とは限りませんことを付け加えておきます。

 また、話し言葉が、奈良弁でない場合もあると思います。

 不手際がございましたら、教えていただけましたら、嬉しいです。

 どうぞ、よろしくお願い申し上げます

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映画   レッドクリフ 2

2009-04-16 | 映画

 


 レッドクリフ 2


 


 4月15日。


 夫と 『レッドクリフ 2』を見に行く。


 思ったよりも人は少なく、真ん中の席で心地良く見ることができる。


 


『レッドクリフ 2』は話の展開というよりも、闘いと中国の風習のニ点に置いて楽しめる映画かも知れない。


 見ている間は楽しく、時間はあっという間にすぎる。


 ただ、中判、少しもたもたした感はぬぐえない。


 また今回はアンディ・ラウが出てきそうには感じなかった・・・(笑み・・・どういう意味?)


 


 まわりを かなり上手い中国人俳優たちで固めているため、飽きることはない。


 曹操役とコンリーの映画が見たくなった。


 仁左玉(孝玉)もみたいなぁ・・・。(笑み)


 

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