1度は諦めていたモンキチョウの生態写真ですが、その後も目の前で産卵してくれたこともあり、結局は持ち帰った卵15個、幼虫3匹でした。
そのうち孵化した卵は3個 内、2匹…行方不明、1匹…死亡、幼虫は3匹とも寄生されていて死亡、と、つまり全滅でした。
卵の孵化率が20%というのは何とも低いですねえ。
今年撮った生態写真の中では、ツマグロヒョウモンとナナホシテントウの孵化写真が撮れておらず、やはり孵化を撮るのが一番タイミング的にも難しいと思っています。
でも何故かモンキチョウだけは孵化のみ2回撮影に成功しました。
2回とも夜中に目がさめたら、丁度孵化が始まるところだったというラッキーもあったのですが、今回は、2度目の孵化の写真を抜粋であげてみます。
器材は E-5 + SIGMA APO MACRO 150mm + EC-20 + FL36R(ディフューザー使用)
写真はすべて2倍に拡大しています。 【9月22日撮影】
①孵化24時間前‥生まれたては真っ白ですがかなり茶色くなりました。卵の高さは約1mmです。
②2時55分‥卵に穴が開いたのがお解りでしょうか?この時を見逃さなければ半分成功したようなものです。
③3時00分‥1齢幼虫、誕生の瞬間です。ここが撮れれば大成功。
④3時02分‥体が全部出てきました。体長約2mm。
⑤3時13分‥最初のお食事です。完食したらノンビリ休憩します。
でも、結局この幼虫君、2齢幼虫になることなく2日後に死んでしまいました。餌も十分あったのに、原因は不明です。…残念!(T_T)
来年最大の課題は、モンキチョウの蛹化と羽化を撮ることに決定しました。