今回の記事は、カワセミの予定でしたが、オニヤンマの複眼についてチョッピリ盛り上がっていますので、トンボの複眼でいくことにします。
話題の中心は、複眼をストロボを使って撮るとニュートンリングのような輪が写ってしまうので、オニヤンマの複眼の構造はどうなっているのかな?というようなことだったと思います。
その回答例として、いつも私のブログに遊びに来てくれるヒナさんから興味深い作例を見せていただきました。http://flora1tyou.exblog.jp/18471808/
見ていただければお解りのように、写るんですね、自然光なら。
ただ、オニヤンマの複眼は個眼が非常に小さいことが解りました。
通常、私は複眼撮影時はシャープに上げて、なおかつ絞り込んで被写界深度を深くするためストロボを使います。
でも、オニヤンマの交尾を昨年撮った時、(複眼撮影ではありません)上記のような状態になってしまった、というわけです。
個眼が小さいことがその大きな理由かもしれませんが、これは真剣にトライして見る必要がありそうですね。
そこで思い出したのが、昨年撮ったコオニヤンマです。
名前はコオニヤンマですが、オニヤンマ科ではなくサナエトンボ科です。
でも名前と同じく複眼の雰囲気はよく似ているので、再現像して拡大版を再度上げてみます。
これは自然光なので、ニュートンリング(?)は出ていませんが、ストロボを使ったらどうなるでしょう?
ついでに昨日撮った真っ赤な複眼ショウジョウトンボと、ブルーの複眼シオカラトンボもご覧ください。
コオニヤンマ E-5 + SIGMA 150mm ISO800 1/500 F/5.6
かなり個眼が小さいのが解ると思います。 ストロボを使ったらニュートンリングが出るのでしょうか?
シオカラトンボ(♂) E-5 + ED50mm + EC-20 ISO400 1/160 f/16 FL36R使用
ブルーの複眼が美しいシオカラトンボです。 身近すぎて撮り忘れていました。
ショウジョウトンボ(♂) E-5 + ED50mm + EC-20 ISO400 1/160 f/14 FL36R使用
複眼全体が真っ赤になるのはこのショウジョウトンボだけですね。 でもアカネ族ではない、というところが面白いです。
この2枚は久しぶりにE-5を使ってみました。