MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

昆虫シーズンの始まり

2015年04月25日 | 昆虫

自然写真を撮り続けていると、ゆっくりと…でも確実に季節が進んでいくのを感じることが出来ます。

その自然写真(昆虫写真)を撮るために、自宅のベランダには蝶の好む花や幼虫の食草を、カミさんの協力の下に準備しています。

例えばミカン、サンショウ(ナミアゲハ)、ウマノスズクサ(ジャコウアゲハ)、スミレ類(ツマグロヒョウモン)等です。

スミレなどは放っておいても種が芽を出して、毎年ツマグロヒョウモンが産卵をしていきます。

ウマノスズクサの栽培は2年目ですが、残念ながら昨年はジャコウアゲハの姿を見ることは出来ませんでした。

今年、撮影の本命はアゲハチョウ(ナミアゲハ)の動画です。(もちろん、静止画も撮ります。)

予定では4月下旬はナナホシテントウの撮影予定でした。

ところが何故か今年はナナホシテントウがやって来るはずの場所に姿が見えません。

4月が寒かった事が原因なのかも知れませんね。

そんなことを考えているうちに一昨日、予定より早くアゲハがやってきて温州ミカンとサンショウの木に産卵していきました。

改めて調べたところ、ミカン、サンショウそれぞれ3個ずつの卵が見つかりました。

サンショウの木に産み付けられたアゲハの卵です。(直径、約1mm)

おそらく5日~1週間で孵化するでしょう。 EOS7D + EF100mm F2.8L   ISO400  1/125  f/4

また半分徹夜の日が続くことになりそうですね。(^^;)

 

話は戻りますが、先日、蛹化写真をアップしたツマグロヒョウモンの羽化する時期が近づいて来ました。

他は全部脱走してしまい、この個体が最後だったはずなのに、木曜日の朝ベランダに出て見たところ、ゴミ用のポリ袋に何か付いています。

…そうなんです、脱走したはずのツマグロヒョウモンがこんなところで蛹化していました。

タテハチョウ科の蛹はぶら下がり型なので、蛹が割れた後、自重で下に出てきます。

でもこの蛹は平らなところにあるので、このまま羽化するとまた翅が伸びずに羽化失敗…となる可能性が高そうです。

仕方がないのでポリ袋を四角に切って、サッシの裏側にガムテープで留めました。

見た目は良くありませんが、写真を撮るつもりはないので、無事に羽化さえしてくれればOKです。

餌をあげて冬越しさせた手前、最後まで面倒見てあげましょう。(^^)

 

話はこれで終わりではありません。

ツマグロヒョウモンはこれで最後のはずだったんですが…。

一昨日の午後帰宅すると、カミさんが「イモちゃんの幼虫がまたいたよ。」…ですと。

どうやら、いないと思っていたもう一株のビオラの中に隠れてていたようです。

それも3頭も…。(^^;)

成長が遅く1頭は終齢でしたが、まだ3齢程度の小さなものもいました。

1頭がプランターから落ちて歩いていたので、アゲハの卵が産み付けられたサンショウの植木鉢にあるスミレにお引っ越し。

今日の夕方の状況です。

何故かサンショウの枝が気に入ったらしくここでお休みです。

イモムシとは言え、生まれた時から家にいる生き物には情が移ってしまいますね。

せめて無事に羽化して欲しいと思っているのですが…どうなるでしょう?(^^)

これから半年、また昆虫達相手の生活が続くことになりそうです。

 

 

 

コメント (2)
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