(ブログ開設10周年 その11)の前に、今日のカワセミレポートです。
今朝は本降りの雨だったので、天気が回復して暖かくなった午後の出勤にしました。
12時半から待機すること約2時間半。
やっと来てホバってくれました。
14時55分 ISO200 1/250 F/8 (36連写の内3枚)
今日は、10名以上のカメラマンさんが来ていましたが、この後風向きが変わり、暗くなってきたところで、私は早めに引き上げました。
帰り支度が済んだところで、カワセミが再登場。
今度は良い角度でホバっていたように見えましたが…まあ、こんなもんでしょうね。(-_-;)
後10分(いや5分…)待てば良かったのにねえ。
さて『ブログ開設10周年 その11』も今回を入れて、あと2回です。
前回からの流れで、今回は“関東の蝶”の予定でしたが、この“関東の蝶”が私の一番お気に入りの写真であろうと思い、最終回に持っていくことにしました。
そこで今日は、長期の出張が多かった会社勤め時代では撮ることが非常に厳しかった、生態写真です。
ここで私が言う生態写真とは、“孵化”“蛹化”“羽化”等の変態シーンのことを言います。
これら、昆虫がその姿を変える時、多くは真夜中から早朝に行われます。
多分その方が敵に襲われにくいからなのでは、ないでしょうか?
したがって、次の朝がその時!となると、早めに仮眠をとって2時頃起き、コーヒーなどを準備してカメラの前に座ります。
一度、日にちの計算を間違えて、3日連続で待機した時は、さすがにバテました。
勤めがあると難しい訳、お解りいただけたでしょうか?
昆虫撮影で、撮れた時の満足感が一番大きいのはこれかもしれませんね。
色々たくさん撮ってきましたが、その中から3つを選んでみました。
まずその1
“アゲハの孵化”から
撮影:2012年5月 EOS7D + Canon MP-E65mm F2.8 1-5× ISO200 1/250 F11 (フラッシュ使用)
卵の大きさが約1mm、幼虫の大きさが2mm強というところでしょうか。
この時はCanonのマクロ専用レンズ MP-E65mm F2.8 を使いました。
通常のマクロレンズは1:1迄のものが殆どですが、このMP-E65mmは5倍まで撮れる優れものです。
次は同じアゲハの羽化シーンです。
撮影:2015年5月 EOS7D + Canon EF100mm F2.8 Macro ISO200 1/250 F9 (フラッシュ使用)
このような変態シーンを撮っていて一番感動するのは、このような羽化シーンです。
最初は上のような1mmの卵だったのに、1ヶ月と少しでこんな美しい羽根を持った蝶に変身するんですからね~。
でも、ツマキチョウのように、蛹になってから羽化するのが10ヶ月後…という蝶もいるんですよ。
今回の最後は、初めの予定では“その他の昆虫編”で紹介するつもりだった“ナナホシテントウの羽化”です。
撮影:2014年5月 EOS7D + Canon EF100mm F2.8 Macro ISO200 1/250 F9 (フラッシュ使用)
ナナホシテントウが羽化したての時、黄色だと言うことをご存じない方が多いのでは?
⑧の翅を伸ばした時は、本当に美しいと思います。
昆虫写真を再開した時、テントウムシの撮影をライフワークにしようか?と思っていた時期もありました。
私にとっては、それほど思い入れの強いテントウムシです。
その他の昆虫編は上手くまとまらないので、無しにします。
では10周年記念ブログは次回が最終回です。
この撮影の大変さがお解りの方がおられるとは、とても心強いです。
でも正直申し上げれば、高齢者になると体力的に厳しいものがあります。
あと何年出来るでしょう?(笑)