MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

次に晴れるのはいつ?

2016年09月17日 | 昆虫

朝、6時過ぎ、昨晩の飲み会の余韻を少しだけ残しながらカーテンを開けると、予想外の晴れ間に「さあ、どうしよう?」

カワセミ撮りにはちょっと遅くなってしまったので、今日は昆虫狙いにしましょう。

最初は前回カマキリの狩りを見ることが出来た『ブッドレアの花』を目指すことに。

ブッドレアは別名バタフライブッシュとも言い、名前の通り蝶が好んでやって来ます。

しかし今日は期待していたアゲハの仲間はとまってくれず、以下の3種だけでした。

今回はモンシロチョウではなくモンキチョウでした。 ISO320  1/800  F5  補正-1.3

次はヒメアカタテハです。 ISO320  1/3200  F5.6   補正-2

この蝶、この時期お馴染みの、ある蝶に似ていますよね。

それは、ここにも来ていたこれ。

最近、夏の終りころ関東で一番数の多いツマグロヒョウモン(雌)です。 ISO320  1/1600  F5.6    補正-2

この時期にキバナコスモスの花が咲いていると、ツマグロヒョウモンが吸蜜している事が多いようです。

撮影場所を変えて、水生植物園に移動。

こちらでの主役もやはりツマグロヒョウモンになっていました。

フジバカマで吸蜜するツマグロヒョウモンです。 ISO320  1/1000  F5  補正ー1

運が良ければここにアサギマダラが来ていたりすることもあります。

このフジバカマをの下を見たら…。

これは産卵中のようですね。 ISO320  1/1600  F5  補正-1.3

ツマグロヒョウモンはスミレ類に産卵しますが、この小さな芽では幼虫の餌が間に合うのかどうか、ちょっと心配ですね。

他にも産卵している蝶がいました。

割とよく見られるウラナミシジミです。 ISO320  1/2500  F5   補正-1.3

マメ科の植物に産卵します。

休憩中かな? ISO320 1/3200  F5   補正-1.3

ウラナミシジミを見ていたら、目の前をカワセミが飛んでいきました。(どうでも良い事なんですが…)

おまけのキタキチョウです。 ISO320  1/640  F5.6    補正-1.7

週間予報によると、来週の天気には毎日『傘マークが』付いています。

台風の動き次第では、かなり荒れ模様になるかも知れませんね。

次の更新が出来るのは何時になるやら?

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群馬レポート(最終回)(OLYMPUS E-M1 + ED 40-150mm F2.8PRO)

2016年09月15日 | 昆虫

ギンヤンマのパトロールを目で追っていた時のことでした。

ここは直径10m程の小さな池なのですが、同じように縄張りを見張っていたシオカラトンボが池の縁の草にとまろうとした瞬間!

突然『バシバシッ』と大きな羽音を出して暴れ始めました。

別のシオカラトンボと縄張り争いのバトルを始めたのかな?と思い、カメラを向けると…。

蜘蛛に捕まってしまったんですね。 ISO400  1/5000  F5.6  補正-1.7

先日のキアゲハを捕らえたカマキリも迫力がありましたが、今回もそれの勝るとも劣らない蜘蛛の狩りでした。

蜘蛛の巣に絡め取られた時点でほぼアウトですが、よく見るとシオカラトンボの後翅は既に2枚とも切り離されていました。

もう助けてあげようもありません。

ここで蜘蛛は一旦シオカラトンボから離れました。

トンボはまだ時々動きますが、蜘蛛はトンボが力尽きるのを待っているのかも…。

私も他のポイントを見に行って、約30分後に戻ってみると…。

改めてグルグル巻きにしているところでした。

これはコガネグモの仲間ですね。(帰宅後調べたらナガコガネグモでした。) ISO400  1/640  F8   補正-1.3

この大きさなら、しばらくの間食料には困らないかも知れませんね。

今回撮った中では、これが一番面白かったかも知れません。

 

それにしても蝶に関しては不作でした。

もちろんお馴染みのナミアゲハ、クロアゲハ等は撮れるものの、どれも翅の傷付きが大きく写真としては使えません。

一応ファイルに残したのは次の2種だけでした。

群馬ではこの時期よく見られるミドリヒョウモンです。 ISO800  1/8000  F5.6

平野部でよく見るイチモンジセセリやチャバネセセリとよく似ていますが、白い点の形がちょっとだけ違うオオチャバネセセリでした。

それにしても蝶が2種だけとは…寂しい。(^^;)

 

もうしばらくの間は東京でも昆虫を追いかけてみたいと思います。

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群馬レポート(赤トンボ編)(OLYMPUS E-M1 + ED 40-150mm F2.8PRO)

2016年09月13日 | 昆虫

雨…です。

もちろん写真を撮りには行けないので、先日出かけた『赤城山方面のレポートその2』を書くことにします。

前回ヤンマ科のトンボなどを記事にしましたが、上げなかった残りのトンボを見たら、なんと!全て赤トンボでした。

以前にも赤トンボに関する記事を上げた覚えがあるので、内容は多少被るかも知れません。

ところで赤トンボって?

一般には成熟すると赤くなるトンボのことですよね。

主に、アカネ族のことを指す場合が多いようです。

『〇〇アカネ』と言う名前が付いていることが多いのですが、シマアカネ(小笠原に生息)のようにアカネと付いていてもアカネ族ではないものがいます。

一方、アカネ族でもノシメトンボのようにアカネと付かないものもいるんですよね。

その構造はトンボの翅にある網目模様の違いらしいです。

(私はトンボの専門家ではないので詳しくは解りません。)

このノシメトンボは名前もですが、成熟した雄の色も濃い茶色で、これが赤トンボ?と疑いたくなります。

参考のために以前撮ったものを上げておきます。

ノシメトンボ あまり赤くは見えませんよね。 でもアカネ族なんです。(2011年10月撮影) ISO1000  1/1000  F8  補正無し

これと反対に真っ赤なのにアカネ族でないもの、その代表がショウジョウトンボでしょう。

ショウジョウトンボ 雄が成熟すると、全身が真っ赤になります。 関東の平野部でもお馴染みのトンボですよね。(2011年7月撮影) ISO800  1/320  F8 補正無し

ただショウジョウトンボの場合、雄の未成熟体や雌は赤くありませんし、この他にも雌は赤くならない赤トンボが多いようです。

(雌も上げていくと記事の量が多くなりそうなので、今回の写真は雄の成熟個体のみ上げることにします。)

アカネ族の代表選手はやはりこれでしょう。

アキアカネの雄です。 成熟しても頭部、胸部は次のナツアカネほど赤くなりません。 ISO400  1/1600  F6.3  補正-1.3

童謡『赤トンボ』に歌われているのも、おそらくこのアキアカネでしょうね。

次はやはりこれ

ナツアカネです。 ISO1000  1/500  F7.1  補正なし

アキアカネよりはやや小さめで、ご覧のように雄の成熟体は頭部まで真っ赤になります。

未成熟の時、また雌はこの赤さが無いので同定が非常に難しくなります。

ただ胸部の黒い線の形が違うので、横からアップで見ると解りやすいかも知れません。

では次に行きましょう。

コノシメトンボといいます。(こちらはまさにアカネ族) ISO400  1/1600  F6.3  補正ー1.3

最初のノシメトンボと同じく翅端の縞模様が特徴です。

翅端の縞模様を持っているアカネ族はこの他にマユタテアカネの雌(模様の無いものもいます。)リスアカネ、ヒメリスアカネ(北海道のみ)以上5種類です。

マユタテアカネはこの時期、東京でもよく見ることが出来ます。

その特徴は名前の通り…

マユタテアカネ 顔面にある眉のような模様が特徴です。 ISO800  1/250  F14  補正-0.7

今回も盛んに交尾をしているところなどが見られました。

最後はネキトンボです。 ISO400  1/500  F5.6

名前の由来はおそらく翅の付け根が黄色(というより赤に近い橙色ですけどね。)だからでしょうか?

今回撮れたアカネ族は以上です。

もう一つおまけに、前出のオオルリボシヤンマを追いかけていたらトンボの小競り合いがあったので…。

ネキトンボ「お~い、その場所、替わってくれよ~。」 ナツアカネ「嫌だよ、あっち行け!」(おそらくナツアカネの雌では無いかと…。もしかしたらアキアカネの雄かも?)

無理に引きはがそうとするネキトンボ「ど、き、な、さいってば。」 枝にしがみつくナツアカネ「ゼッタイにハ、ナ、サ、ナ、イ~!」 ISO800  1/1250  F5.6   補正-2.3

結末は…、やはり体の大きい方が強かったようで…。

 

日本の、アカネ族に含まれるトンボは21種類。

でもそのうち3種類は赤くならないものがいるようです。

いずれ全種類撮り終えたいとは思いますが…。(まず無理…でしょうね~。)

 

今回、写真的は特に目新しいものもありませんでしたが、改めて知識の整理をするには役に立ったようです。

ネタが少ないので、群馬レポートは次が最終回です。

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相変わらずハズレ…でした。

2016年09月12日 | カワセミ

群馬の『赤トンボ編』は明日に回して、今日はカワセミレポートです。

とは言っても“成果”と言えるような写真は、無し。(T_T)

せめてもう20分くらい早く行っていれば…。(れば、たらは行っても仕方が無いんですけどね~。)

結局7時10分頃、2度の飛び込みを最後に11時過ぎまで、カワセミが池に来る気配も無しで終わってしまいました。

その1度目も予想より遠く飛ばれてミス。

2度目はタイミングは合ったのですが水出の瞬間、体を捻られて背中だけのショットに。

大物を捕らえていただけに残念!

残ったのは数枚の飛び去るシーンだけでした。

7時07分 魚は上向きなんですが、翼が…。 ISO1000  1/1000  F5.6

う~ん、こちらは翼は上向きなのに魚が…。 上手くいきませんね~。

今日も状況写真のみで終わってしまいました。(^^;)ゞ

11時10分終了。

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二日続きの晴れ間を狙ってプチ遠征(OLYMPUS E-M1 + ED 40-150mm F2.8PRO)

2016年09月11日 | 昆虫

台風の次は秋雨前線と不順な天気が続きます。

昆虫シーズンも今がピークなのでプチ遠征の機会を狙っていたところ、やっと二日続きの晴れが望めそうだった一昨日、昨日、いつもの赤城方面に出かけてきました。

メインターゲットはこの季節ならアサギマダラになるはずだったんですが…。

本当に今年は狙い通りに行きません。(-_-;)

例年でしたらフジバカマにかなりの数のアサギマダラが来ているはずなのに、今年はなんとゼロ!

全く姿が見えません。(T_T)

今年の太平洋高気圧がおかしな形だったせい?

台風の進路が全く違っていましたよね。

風に乗って日本にやって来ることが出来なかったのでしょうか?

この先、どうなるかは解りませんが、1頭もいないとは想像も出来ませんでした。

思い返してみると、何故か今年は蝶の数が少ないような気がします。

一体どうなっているのでしょう?

来年はまた戻って欲しいのですが…。

 

そんなことを言っていても始まらないので、別のターゲットを探すことにしました。

今回、予想外に撮れたのがトンボでした。

特にいつもなら粘っても中々撮れないオオルリボシヤンマのホバリングと、とまりものが撮れたのは正解でした。(^^)

今回は久しぶりにCanonで虫撮りをやってみようか?とも思いましたが、やはり里山歩きは多少でも軽い方が…ね。

結局、機材はいつものE-M1 + ED40-150mm F2.8 Pro にテレコンMC-14を着けっぱなしで撮りました。

最初に出会ったオオルリボシヤンマがこれ。

これって明らかに産卵シーンですが…。こんな場所で良いんでしょうか?(良いわけ無いですよね。) ISO800 1/2500  F5.6  補正-1.3

普通はこうでしょう。

これとか…。 ISO800  1/800  F5.6   補正-0.7

これが普通の産卵ですよね。(^^;) ISO400  1/1000  F7.1   補正-2.0

ホバリングも見せてくれました。

まずは雌から。 ISO400  1/3200  F4.5   補正-2.3

雄のホバリングも

ISO800  1/125  F5.6    補正-1.3

後でSSを見てビックリ!(まぐれ以外の何物でもありませんね。) ISO400  1/50  F7.1  補正-1.7 

私の場合、カワセミ撮りの時、露出はマニュアルでAFはオートで撮りますが、トンボのホバリングの時、露出は絞り優先オート、ピントはマニュアルです。

咄嗟にカメラを向けたので、バックが暗すぎたためスローSSになってしまったんでしょうね。

 

あまりとまってくれないオオルリボシヤンマですが、この日は休養日だったのかな?

上にいるのはアキアカネでしょうか? ISO400  1/2500  F5.6

 

トンボの写真は2回に分けてアップします。

今日はあと3種類。

いつもお馴染みのオニヤンマです。(この時も私の足にとまりそうになりました。) ISO500  1/2000  F5  補正0

オニヤンマに比べると、極端にとまってくれないギンヤンマです。急いで狙いましたが、撮れたのはこの1枚だけ。 ISO400  1/1000  F7.1   補正-1.7

最後はオナガサナエの雌です。(東京でも時々見ることが出来ます。) ISO400  1/5000  F5.6

蝶は不作でしたが、トンボに関してはまずまずだったので多少は救われた気分です。(^^;)

次回は赤トンボ編です。

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