「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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【介護る】二年ぶりの認定更新

2010-01-21 | ●介護録(~2015.2月)

先日、二年ぶりの介護認定調査がおわった

今回は認知症に関連した調査項目も増えていて
改めてメモなど書いておく必要もないな…という印象

徘徊は?…とか、同じ話をくり返される…とか、作り話に振り回される…とか

そういう認知症によくある症状を質問されて私の口から出た言葉は………

「そういう時期は過ぎたように思う」だった

進行したことで日常には手がかかるけど
思い込みで行動し近所に迷惑かけたり
デイに拒否があって、毎朝なんだかんだと理屈をつけるとか
「帰ります」という母をなんとか止めるためにあの手この手の説明を試みたり
そういう苦労がなくなった。

その分、意思の疎通がうまくいかないって感じになっている

今のところ、無反応ということではないし、しやべらないわけでもない
日常生活ならそれほど困ることはない

食べよう…とか、寝よう…とか、トイレ行くよ…とか、そういうことは通じてる
行動の伴った声かけってわりと直に響くみたい
何か持とうとした瞬間に「それはそこに置いておいて!」とか
「そっちじゃなくてこっち」と引き止めたり
「ちよっと待って」なんて言ったときには「OK!」なんて返ってくることもある
でも
改めて、何かを質問してもまともな答えは返らない

漢字もカタカナも母はまだ読めるみたい
TVの文字や商品パッケージを急に読んだりする
でも
「これ、なんて書いてあるの?」と聞いても答えは返らない

こんな感じなので、病院での長谷川式のテストもテストにならない
質問をまったく無視
聞いてるけどわからないのか、聞かれているという認識がないのか
「いい天気ね」なんて全然関係なことを言い出す始末

テストするのは医療SW
この病院のワーカーさんには、あまりいい印象がない
最初に家族相談に行った時のワーカーは
徘徊する母をどうやって受診させたらいいかという私の言葉に
「受診させやすくなるまで待つのも方法」と言った
もう、誰に相談してもムダ…と思った瞬間
二人目のワーカーさんは、うまく答えられなくて困ってる母をフォローもせずに
しつこく質問をくり返して本人を落ち込ませた

今回のワーカーは母のテストはあきらめて私に質問してきたけど
「一年ぶりですね」と言うので
「前回認定が二年有効だったので二年ぶり」と言うと
「それは介護認定でしょ」という
……だって介護認定更新のために来てるのに…
「別の認定です」なんて言うもんだから
「別の…ってななんですか?」と聞くと
「自立支援の…」という
確かに、自立支援法が出来た時に、介護度3の場合、医療費負担の手続きを
する必要があると言われて何か提出した記憶はある
でも、自立支援に、認定とか、認定度があるって聞いたコトがなく
「別の認定の話はきいたことがありませんけど」と答えたら
「そんなことは聞いてません。知らなくてイイ。今は介護認定の話をしている」
と……怒られた
話がうまくかみ合わなかっただけとおもうけど、この言い方にムッとした

二時間も待たされて先生の診察はものの3分。
認知症ではなく、他の神経症?などの患者さんが多いと一人一人の話が長い

母は先生にはやはり愛想良く挨拶したけど、座って下さいといっても座らず
三人、立ち話。
母は、診察用ベットを枕を直したり落ち着かない
「緊張しているからだ」と先生の話
ということは、デイから帰って落ち着かないのも緊張しているからなのね

帰り際、母は先生に
「思うようにいかないんです」と一言
普段、口にしない言葉

この辺が認知症のフシギな一面