そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

ルート66

2006年04月30日 | 字余り

 昔「ルート66」というアメリカのTV番組があり、お気に入りであった。二人の若者が、このルート66をオープンカーに乗って旅をしてゆき、その先々で遭遇する事件をドラマにしたものである。主人公はトッドとバズという二人で、トッドはインテリで、落ち着いている。一方のバスは空手が得意な熱血漢という役どころ。ドラマの筋書きが結構しゃれていて、主題歌も聴いていると心が弾み、自分も旅している気分になってくる。主題歌はジャズ歌手のナット・キング・コールも歌っており、その娘のナタリー・コールも親父に対抗して歌っていたが、テレビの主題歌のほうが弾むようなリズムで乗りがよかった。
 この物語を真剣に、食い入るように見ていて、感動的なストーリーを日記にも書いてあったのを、以下に書いてみる。

【ローズマリー】
 ローズマリーは踊りを踊っているときが一番幸せである。彼女が舞台で踊る姿はさながら蝶のようであり、狂女のようでもある。だが、実生活の彼女は麻薬中毒者の夫を持ち、それこそどん底の生活をしており、勇気はみせるものの、孤独、狂乱し、すべてに絶望していく。そんなとき、過去に彼女を愛したトッドが救いの手を差し伸べる。彼女は死に物狂いの努力をし、8年間のブランクを克服して昔の明るいローズマリーに戻るという物語である。

【ミリアム・ムーア】
 かって自分を精神病院に送った人達に復讐をする女の物語である。ミリアム・ムーアは、賢こいのだが、少々エキセントリックを演技して生活している。旅の途中彼女と知り合いになったバズが話す「蛙」の話し(どんな話しだったかは忘れた)を聞いて、自分のしている復讐が悪意以外の何物でもないことに気づき、すべてを捨てて家を出る決心をする。しかし、彼女の母親はそんな娘を理解せず心配のあまり、でていくミリアムを必死で呼び止める。しかし、ミリアムは立ち止まらずに去っていくという物語である。

 最近、コンバットとかローハイドとかを深夜のNHK,BSでやっていたのを懐かしく見たけれど、チームワーク、リーダシップとか、人間の成長とかを、このような番組で学んできたのではないかと強く思う。「アイ・ラブ・ルーシー」とか、「奥様は魔女」なども、アメリカの家庭生活を覗き見て、電化製品に囲まれた理想的な家庭、夢のような生活として見ていた気がする。できることなら、「ルート66」の再放送をしてほしいものである。
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---------(rewrite2006.4.30/2004.8.17)--------------------------------

 

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シェイクスピア全集

2006年04月29日 | 字余り

 
 シェイクスピアは、16,7世紀のイギリスの劇作家であり、ロミオとジュリエット、ハムレット・・などで、知名度はかなり高いと思われるが、最近の知名度の状況はどんなものだろうか。一般的には16,7世紀の世界文学ということで、作品そのものを読むことは少ないのではないだろうか。かくいう私も作品そのものは読んでいない。たぶん、小説ではなくて劇作ということで敬遠してきたのであろうが、ラム兄弟の「シェイクスピア物語」を読んだり、映画や芝居の解説などで作品の概要などの紹介から内容をとらえているにすぎない。
 ふつう、シェイクスピアを読んでみようかなという時、新潮文庫から出ている福田恒存訳のシェイクスピア作品のお世話になる。手元に「リチャード三世」という作品もあるが、実は私の手元には、坪内逍遥訳のシェイクスピア全集(全20巻)がある。昭和九年頃の発刊で定価70銭(予約販売に限り50銭)となっているので、いまから約72年前の本であり、その貨幣価値からも隔絶の感がある。叔父が仲間とともに「筏文庫」というのを主催していて、解散したときに手元においていたのを貰い受けたのである。たまに古本屋にいくと、ばらばらの形で店頭に並んでいるのを見つけ裏表紙を開いてみると1500円/冊くらいの値段がついている。全20巻が完全な形でそろっているという事は、結構な値打ちものというわけである。元来本が捨てられない性分で売り払うということはないであろうが、このまま読むことなく、積んどくのもどうかと悩んでいるのである。
 いわゆる最近のベストセラーを読んでいて、ふと、こんなことをしていられない、日本の古典を読まなくてはと思うことがある。古事記、日本書紀、万葉集、源氏物語、枕草子、古今集以下の歌集、仏典・・・とあげればきりがない。歴史的に見ても、国のはじめの上古で地団駄を踏んでいるのではなく、早く現代にたどりつきたいと思っている。特に、明治から戦後までの現代の歴史を掘下げたいが、好みとしてはそこに手が回らない。そんなところに、シェイクスピアが割り込んできたのだが、シェイクスピアも考えてみれば、戦国時代から江戸初期の人物である。これでは到底、現代にはたどりつけないような恐れがある。
------------------------------2006.4.29--------------------------------------
シェイクスピア(1564.4.26-1616.4.23)
坪内逍遥(1859.5.22-1935.2.28)

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14南泉猫を斬る

2006年04月28日 | 字余り
4/28
南泉は両堂間で門人が子猫を競い争うを見る、そのときに南泉はいう、猫のため何かを言えば助けるが、何もいわずば猫を斬る。結局は誰もが何も言わなくて、かわいい猫は斬られたり。その夜に趙州堂に帰りたり、泉は昼間の出来事を趙に話せば趙答う、だまつて草履頭に乗せて黙して部屋にいってしまいき。
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徒然草(#114 牛飼い)

2006年04月28日 |  / 徒然草
4/28
「西園寺公相公が嵯峨へ行く有栖川にて牛飼いにあう」
「その時に賽王丸の追いし牛あがきの水を御車にかけたり」
「為則が賽王丸を怒れども逆に責めらる公相からは」
「賽王は太秦殿の牛飼いでそんじょそこらの牛飼いでなし」
「この殿の家柄牛を育てたり女官の名をも牛にちなめり
(膝幸、ことづち、ほうばら、乙牛と呼んでいた)」
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出る人、入る人

2006年04月27日 | 日めくり帖
4/27
「耐震の偽装事件で八人が逮捕されども解決はなく」
「ホリエもん保釈になってムショをでる三億円の金を払いて」

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