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「以前読む本の間に挟まれる髪の毛多く老いを思える()」
「左耳生え際の毛が無くなれり覚えがなくも行方知れずに
(円形脱毛症みたいになっている)」
「二階より見送る母娘が頭頂を寂しいと言いはや二十年()」
「以前読む本の間に挟まれる髪の毛多く老いを思える()」
「左耳生え際の毛が無くなれり覚えがなくも行方知れずに
(円形脱毛症みたいになっている)」
「二階より見送る母娘が頭頂を寂しいと言いはや二十年()」
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「軒も庭も降り埋めける雪の中にいや珍らしき人の音づれ(良寛)」
「年老いし良寛さんの五合庵人も通わず雪に埋もれて()」
「深々と冷え込む庵で何をせん布団にもぐり書など読めるか()」
「良寛は曹洞宗の坊主なり開祖の禅師慕いたるとか(道元)」