そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

引き籠っきり

2012年12月31日 | 字余り

12/31
10月終わり頃から寒くなると、暖をとるためチャックが壊れた寝袋を引っ張り出して足を突っ込んでいる。足を突っ込むのは2~3年前からだが、今年は頭から足先まですっぽりかぶり、椅子に座ったまま昼寝をしたりする。
2012年が終わろうとしているが、30日の昨日は一日雨が降っていてほぼ大半を椅子に座って過ごした。今日も大晦日だというのに、掃除もせずに、年賀状も取りかかることなく、普段通りの土曜・日曜のように過ごしている。木にこそぶら下がっていないが蓑虫のようだ。
今年は会社の植え込みのツツジに大量の蓑虫が発生していて、興味半分もあったか、植え込みから剥がしコンクリートの道路に捨てた。清掃人が掃除の時に掃いて捨てただろう。生きながら火葬場にいくのか死んでからいくのかわからない。ひょっとすると生ゴミなどと一緒になり思わぬごちそうにありつくのかもしれない。いづれにせよ、寝袋をかぶり椅子に座ったまま眠るのは引き隠り現象ではないかとふと思う。段ボールに引き籠って箱男になるのがいるが、わたしとしては蓑虫スタイルの方が好ましい。
箱男は段ボールに穴を開けて外を見ているが、蓑虫は目を閉じて冬眠状態で活動を休止している。外界とは遮断状態の箱男がなんでそうなっているのかはわからないが、色々と逃げたいことがあるのだろう。箱男が箱から出ると何に変身するかわからないが、蓑虫は条件が整えば蛾に変身する。

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万葉集#14.3521-14.3523

2012年12月31日 |  / 万葉集

12/31

「烏とふ大嘘鳥オホオソドリの真実マサテにも来まさぬ君を子ろ来クとそ鳴く(#14.3521)」
「烏という嘘つき鳥が本当に来ないあなたを『来る』とぞ鳴く()」

「昨夜キソこそは子ろとさ寝しか雲の上ゆ鳴きゆく鶴タヅの間遠く思ほゆ(#14.3522)」
「昨夜こそあの娘と寝たが雲の上遠くを鶴が鳴き飛ぶと思う()」

「坂越えて阿倍の田の面モに居る鶴タヅのともしき君は明日さへもがも(#14.3523)」
「坂越えて阿倍の田の面にいる鶴の麗しき君明日も来てね()」

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大晦前

2012年12月30日 | 日めくり帖

12/30

「年末始最初の日には『花のれん』仲間内にて年忘れする()」
「OさんもYさんも去る一線を暇もて余し困りおるらし(一人は農業を、奥方介護、歩くことを日課にしているらしい)」
「ペタンクの優勝報告したならば会長さんは感心したり()」
「Tさんはお腹いたいと中座する21時過ぎ少し早いが()」
「吾もまたやがて来る日を如何にして去っていかんかこころ決めよう()」
「大晦日前の一日蓑虫になってひぐらしうたた寝をする()」
「カラマーゾフメモ取りながら映画みるⅠ・Ⅱ・Ⅲは少し堪える(脚本仕立てにしてみようかなと思ったがやーめた!)」

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万葉集#14.3518-14.3520

2012年12月30日 |  / 万葉集

12/30

「岩の上ヘにいがかる雲のかぬまづく人そおたはふいざ寝しめとら(#14.3518)」
「岩の上懸かれる雲がからみつく人たわむれてさあ寝ましょうと()」

「汝が母に嘖コられ吾は行く青雲の出で来コ我妹子相見て行かむ(#14.3519)」
「汝が母に叱られ吾が行く青い雲出てきておくれチラ見帰らん()」

「面形オモカタの忘れむしだは大野ろに棚引く雲を見つつ偲はむ(#14.3520)」
「面影を忘れたときは大野ろにたなびく雲を見つつ偲ぼう()」

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万葉集#14.3515-14.3517

2012年12月29日 |  / 万葉集

12/29

「吾アが面オモの忘れむ時シダは国溢ハフり嶺に立つ雲を見つつ偲シヌはせ(#14.3515)」
「わが顔を忘れそうなら国中の嶺に立つ雲見て偲んでね()」

「對馬の嶺は下雲あらなふ上カムの嶺に棚引く雲を見つつ偲はも(#14.3516)」
「対馬嶺は下雲がない神の嶺にたなびく雲を見ては偲ぼう()」

「白雲の絶えにし妹をあぜせろと心に乗りてここば悲しけ(#14.3517)」
「白い雲途絶えた妻をどうしろと気には懸かってすごく悲しい()」

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