2017/11/30
「紙漉や初雪ちらりちらり降る(M27)」
「紙漉きと初雪合いし句でありし紙の粒子と雪と重なる()」
「白さとか冷たさが合う取り合わせちらりちらりが魅力的だな()」
「鍋囲む冬は手軽で暖まる白菜大根鶏豆腐入れ(『鶏の水炊き』)」
「鍋だけじゃ季語にはならず各々の中身を述べて季語になる()」
「色々な鍋あるけれど鳥鹿馬や猪とかなぁ
(鶏、鹿、馬、猪、鼈、鮭、羊、ちゃんこ、寄せ、ちりなどがある)」
2017/11/29
「日あたりや障子に羽打つ冬の蠅(M27)」
「ふわふわとした音つづく句でありしのどかではかない感じもしたり()」
「この年に子規は引き取るその家族引っ越しもして終ツイの住み処に(母と妹・律、子規庵誕生)」
「本日はイイフクという語呂合わせたまに着物も着たきものかな(『服部さん』)」
「服部さん昔はたぶん機織部といいて布織る人らの末裔(五世紀頃に秦氏が伝えた)」
2017/11/28
「水仙と炭取と並ぶ夜市かな(M29)」
「炭取りは見ることはなし現代にいろんな形のものがあるとふ
(柄杓状のもので回りがブリキ、底が網目のものを見た)」
「取り合わせ珍しきもの売る景もあれ水仙も季語ではないか?(俳句の取り合わせそのもの)」
「迷信と思いし怪しかまいたち自然現象のなせる技とも(『かまいたち』)」
「鎌鼬萱負ふ人の倒れけり(秋桜子)」
「旋風が吹いて生じる真空に人が触れれば皮膚が裂けると()」
「にわかには信じがたきも鎌鼬真空斬りのようなものかな()」
2017/11/27
「二群に別れて返す千鳥哉(M31)」
「雁のごと扇形にて渡らぬかたまたま二つ分かれたのか()」
「なんとなく千鳥の姿絵で見たかわたる姿も見たくもあらん()」
「いまの時期小雪次候は朔風が葉を払うらし冬ざれの頃(『朔風葉を払う』)」
2017/11/26
「納豆売新聞売と話しけり(M34)」
「いまの世は納豆売りはなかりせど似たものどんなもののありしか()」
「ラーメン屋ピザ屋となにやら話けり(季語なし)」
「諺のペンは剣より強しとは一部真理で使いようかな(『ペンの日』)」