そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#19.4194-19.4196

2013年08月31日 |  / 万葉集

8/31

「(また霍公鳥の喧ナくこと晩きを怨む歌三首)」

「霍公鳥鳴き渡りぬと告げれども吾聞き継がず花は過ぎつつ(歌三首 1/3 #19.4194)」
「霍公鳥鳴き渡れると告げられどわたしは聞けぬ花は過ぎるが()」

「吾がここだ偲シヌはく知らに霍公鳥いづへの山を鳴きか越ゆらむ(歌三首 2/3 #19.4195)」
「こんなにもわれが思うに霍公鳥いづこの山を鳴いて越えるか()」
「月立ちし日より招ヲきつつ打ち慕シヌひ待てど来鳴かぬ霍公鳥かも(歌三首 3/3 #19.4196)」
「月立って来てくださいと楽しみに待てど来ません霍公鳥です()」

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夏休み最後の日の日

2013年08月31日 | 字余り

8/31
八月も 晦日になりて 台風が 訪れたるも なんとなく 熱帯低気圧に 変わりたり 先週降りし 大雨は 排水施設も 処理できぬ 集中豪雨と なりました それから以後は 涼しくて ついこの前の 熱帯夜 どこかに行って 秋らしく 布団をかぶり 寝ることも できるくらいに 冷えてくる われが通える 三ノ宮 センター街の 壁にある 温度計でも 秋示す 秋になれれば われもまた 江分利満氏に なりまして 毎日休みの 身になれる ぼやっとイメージ 持ちたれど いまだ深くは 考えず 計画たてぬも ありえるが いやいやあかん 計画は 立てるべきだと 迷いたり よくも悪くも われわれは 長く仕える 習性で 時代のやり方 適用し 計画つくりを まずしたり しかし思える 自由とは とらわれないが 基本なり 計画作れば 縛られる ゆるく考え 肝だけを 覚えて実行 するように ただ今のとこ 思うところも ないもので とりあえずは軽く 歩ければ いいかなと思う 夏の終わりに・・・・・・

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万葉集#19.4199-19.4202

2013年08月30日 |  / 万葉集

8/30
「多古タコの湾ウラに船泊トドめをして藤の花を望みて懐オモヒを述べる(十二日、布勢の水海に遊覧アソび、多古タコの湾ウラに船泊トドめ、藤の花を望見ミて、各ヒトビト懐オモヒを述べてよめる歌四首)」

「藤波の影なる海の底清み沈シヅく石をも玉とそ吾アが見る(歌四首 1/4 #19.4199 守大伴宿禰家持。)」
「藤波が映る影なる海の底沈む石さえ珠に見えます(守大伴宿禰家持)」

「多古の浦の底さへにほふ藤波を挿頭カザして行かむ見ぬ人のため(歌四首 2/4 #19.4200 次官スケ内藏ウチノク忌寸ノイミキ繩麻呂ナハマロ)」
「多古の浦の底に映れる藤波を挿頭カザにせんか見ぬ人のため(次官スケ内藏ウチノク忌寸ノイミキ繩麻呂ナハマロ)」

「いささかに思ひて来コしを多古の浦に咲ける藤見て一夜経ぬべし(歌四首 3/4 #19.4201 判官マツリゴトヒト久米朝臣廣繩。)」
「それほどと思わず来ました多古の浦に咲ける藤見て夜を明かすべし(判官マツリゴトヒト久米朝臣廣繩)」

「藤波を借廬カリホに作り浦廻ミする人とは知らに海人とか見らむ(歌四首 4/4 #19.4202 久米朝臣繼麻呂ツグマロ)」
「藤波を借宿として浦廻ミする人とは知らず海人とか見るか(久米朝臣繼麻呂ツグマロ)」

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万葉集#19.4197-19.4198

2013年08月29日 |  / 万葉集

8/29
「京人ミヤコヒト家持の妻の妹と頼まれ贈る歌が二つと(京人ミヤコヒトに贈れる歌二首)」
「妹に似る草と見しより吾アが標シメし野辺の山吹誰タレか手折りし(歌二首 1/2 #19.4197)」
「妻に似る草と思って標しした野辺の山吹誰タレが折った()」

「つれもなく離カれにしものと人は言へど逢はぬ日まねみ思ひそ吾がする(歌二首 2/2 #19.4198)」
「あいそなく離れたものと人言へど逢わない日招き思いは募る()」

「都にととどまる女にと女房に頼まれ作る歌であるらし(右、郷サト留れる女郎の為に、家婦メに誂アツラへらえてよめる。女郎は、即ち大伴家持が妹イロモなり。)」

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万葉集#19.4192-19.4193

2013年08月28日 |  / 万葉集

8/28

「(霍公鳥また藤の花を詠める歌一首、また、短歌)」

「霍公鳥二上山の谷辺にも昼夜を問わず来鳴き響めよ(桃の花紅色ににほひたる面輪オモワのうちに青柳の細クハし眉根マヨネを笑み曲がり朝影見つつをとめらが手に取り持たる真澄鏡マソカガミ二上山フタカミヤマに木コの晩クレの茂き谷辺を呼び響トヨめ朝飛び渡り夕月夜かそけき野辺に遙々ハロバロに鳴く霍公鳥)」

「霍公鳥羽ばたき散らす藤の花袂にいれる染シむなら染めと(立ち潜クくと羽触ハブリに散らす藤波の花なつかしみ引き攀ヨぢて袖に扱入コキれつ染シまば染むとも()」

「桃の花 紅色に にほひたる 面輪オモワのうちに 青柳の 細クハし眉根マヨネを 笑み曲がり 朝影見つつ をとめらが 手に取り持たる 真澄鏡マソカガミ 二上山フタカミヤマに 木コの晩クレの 茂き谷辺を 呼び響トヨめ 朝飛び渡り 夕月夜 かそけき野辺に 遙々ハロバロに 鳴く霍公鳥 立ち潜クくと 羽触ハブリに散らす 藤波の 花なつかしみ 引き攀ヨぢて 袖に扱入コキれつ 染シまば染むとも(4192 )」

「霍公鳥鳴く羽触にも散りにけり盛り過ぐらし藤波の花(反し歌4193 一ニ云ク、散りぬべみ袖に扱入れつ藤波の花同じ九日よめる。)」
「霍公鳥鳴く羽ばたきで散りました盛りを過ぎたか藤波の花()」

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