そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#16.3794-16.3796

2013年03月31日 |  / 万葉集

3/31
「9人の仙女ら歌う各々が翁のことをいかに見るとや(娘子ら和コタふる歌九首))」

「はしきやし老夫オキナの歌におほほしき九ココノの子らや感カマけて居らむ(歌九首 1/9 #16.3794)」
「かわいらし老夫オキナの歌に大袈裟に九の仙人感動をせり()」

「恥を忍ひ恥を黙モダりて事もなく物言はぬさきに吾アレは寄りなむ(歌九首 2/9 #16.3795)」
「恥忍び恥に黙って気にもせず何も言わず従いましょう()」

「否イナも諾ヲも欲ホりのまにまに許すべき貌カタチは見えや吾アレも寄りなむ(歌九首 3/9 #16.3796)」
「諾否などどうされるのかわからずも顔ではいいか私も寄ろう()」

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万葉集#16.3791-16.3793

2013年03月30日 |  / 万葉集

3/30

「新生児赤ちゃんの身ではたらちねの母に抱ダかれて育てらる(『すきかくる』が不明)」
「幼子で這ふ子が身には木綿肩衣裏地を縫ひ着愛される()」
「髪が肩垂れる童ワラワのその頃は絞りの生地の袖衣を着たり()」
「このジジイかなりいいとこ育ちらしボンボンなりしなぜに竹取り(独り言)」
「匂いたつ同輩ヨチとともに蜷ミナの腸ワタような黒髪髪型を変え()」
「童では 肩にかき垂る 髪束タバね 上げて纏めて また解き乱す()」
「紅の紫染の綾の衣には高麗コマ錦なる紐を縫ひつけ
(『紅の 丹つかふ色に 馴付ナツかしき 紫の 大綾の衣 住吉スミノエの 遠里ヲリの小野の 真榛ハリもち にほしし衣に 高麗コマ錦 紐に縫ひつけ ささへ重なへ なみ重ね着』の部分)」
「麻続ヲミの子が打栲ウツタヘ延ばし織る布を日に晒しては重裳シキモなす麻
(『打麻ウツソやし 麻続ヲミの子ら あり衣の 宝の子らが 打栲ウツタヘ 延へて織る布 日さらしの 麻手作りを 重裳シキモなす 重シキに取り敷き ほころへる』の部分)」

「妻問える 稲置娘子イナキヲトメが 吾アにくれた はるか彼方の 二綾下沓フタヤシタクツ()」
「飛ぶ鳥の 飛鳥壮士ヲトコが 長雨ナガミ忌み 黒沓クロクツ履いて 庭に立ちたり
(『飛ぶ鳥の 飛鳥壮士ヲトコが 長雨ナガミ忌み 縫ひし黒沓クロクツ さし履きて 庭に立ちたり』の部分)」

「母刀自オモトジが隠す娘子盗み聞きこそっとくれた水縹ミハナダの帯
(『往きもとほれば 母刀自オモトジの 守モらす娘子が ほの聞きて 吾アにそ賜りし 水縹ミハナダの 絹の帯を 引帯ヒコビなす 韓帯カロビに取らし』の部分)」
「海神の宮の甍に翔ぶ蜂の腰吊る鏡取りて顔見る
(『わたつみの 殿の甍に 飛び翔ける すがるのような 腰細に 飾っていたる 真澄鏡 取り並め懸けて おのが顔 還らひ見つつ』の部分)」
「竹取りの翁の話に海神の龍宮城の暗示が見える(独白)」
「春が来りゃ鳥は囀ずり秋来れば雲は棚引き自然のなかで(『春さりて 野辺を廻メグれば 面白み 吾アレを思へか さ野つ鳥 来鳴き翔らふ 秋さりて 山辺を行けば なつかしと 吾アレを思へか 天雲も い行き棚引き』の部分)」
「帰り道都大路で逢う女官舎人らこそっと『どこの坊や』と(『還り立ち 路オホチを来ケれば うち日さす 宮女ミヤヲミナ 刺竹サスダケの 舎人壮士も 忍ふらひ 還らひ見つつ 誰が子そとや 思はれてある』の部分)」
「かくのごとされてきたのでかわいいと今日も娘等そう思いしか
(『かくそしこし 古の ささきし吾アレや はしきやし 今日やも子らに いさにとや 思はれてある』の部分)」
「かくのごとありしものゆえ賢人は手本にせんと老人を送った車持ち帰り来コし(『かくそしこし 古の 賢しき人も 後の世の 鑑カガミにせむと 老人オイヒトを 送りし車 持ち帰り来コし』の部分)」
「老人を送った車そはなにか送ったところもまた謎かいな(独白)」

「緑子の 若子ワクゴ髪には たらちし 母に抱ウダかえ すきかくる 這ふ子が身には 木綿肩衣 純裏ヒツラに縫ひ着 頚クビつきの 童ワラワが身には 結ひはたの 袖つけ衣 着し我を 吾アに寄る子らが 同輩ヨチには 蜷ミナの腸ワタ か黒し髪を 真櫛持ち 肩にかき垂れ 取り束タガね 上げても纏マきみ 解き乱し 童に成しみ 紅の 丹つかふ色に 馴付ナツかしき 紫の 大綾の衣 住吉スミノエの 遠里ヲリの小野の 真榛ハリもち にほしし衣に 高麗コマ錦 紐に縫ひつけ ささへ重なへ なみ重ね着 打麻ウツソやし 麻続ヲミの子ら あり衣の 宝の子らが 打栲ウツタヘ 延へて織る布 日さらしの 麻手作りを 重裳シキモなす 重シキに取り敷き ほころへる 稲置娘子イナキヲトメが 妻問ふと 吾アにそ賜タバりし 彼方ウキカタの 二綾下沓フタヤシタクツ 飛ぶ鳥の 飛鳥壮士ヲトコが 長雨ナガメ忌み 縫ひし黒沓クリクツ さし履きて 庭に立ち 往きもとほれば 母刀自オモトジの 守モらす娘子が ほの聞きて 吾アにそ賜りし 水縹ミナ
ハダの 絹の帯を 引帯ヒコビなす 韓帯カロビに取らし わたつみの 殿の甍に 飛び翔ける すがるの如き 腰細に 取り飾らひ 真澄鏡 取り並め懸けて おのが顔 還らひ見つつ 春さりて 野辺を廻メグれば 面白み 吾アレを思へか さ野つ鳥 来鳴き翔らふ 秋さりて 山辺を行けば なつかしと 吾アレを思へか 天雲も い行き棚引き 還り立ち 路オホチを来ケれば うち日さす 宮女ミヤヲミナ 刺竹サスダケの 舎人壮士も 忍ふらひ 還らひ見つつ 誰が子そとや 思はれてある かくそしこし 古の ささきし吾アレや はしきやし 今日やも子らに いさにとや 思はれてある かくそしこし 古の 賢しき人も 後の世の 鑑カガミにせむと 老人オイヒトを 送りし車 持ち帰り来コし()」

「死なばこそ相見ずあらめ生きてあらば白髪(しろかみ)子らに生ひざらめやも(反し歌二首 #16.3792)」
「死んだなら見ることはなし白髪も生きてるならそれも生えよう()」

「白髪し子らも生ひなばかくのごと若けむ子らに罵(の)らえかねめや(反し歌二首 #16.3793)」
「白髪が君らに生えたらこのように若い人等の悪口あろう()」

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坂口良子さんいく

2013年03月29日 | 挽歌もどき

3/29

「消化器の病気急変突然に逝ってしまえり訳がわからず(享年57才)」
「旦那さん尾崎建夫と再婚し回りで見ても幸せそうに()」
「最近は親子でテレビ出演もあの娘にはあきれるばかり()」

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#16.3791詞書竹取翁

2013年03月28日 |  / 万葉集

3/28

「竹取の翁とあるにかぐや姫出てこないなり別の話だ()」
「竹取タケトリの老翁オキナがありてこの翁ヲヂは弥生の頃に丘で遠望クニミを()」
「羮アツモノを煮る九人の女と逢い嬉しくなれるその美しさ(花も負けるほどのうつくしさ)」
「そんな時娘子等老翁ヲヂに嗤ひかけ『此の鍋火ヒを吹いて』といいかける()」
「この翁『はいはい』といい漸ヤヤありて円座の中に入りて収まる()」
「しばらくし娘子等皆で含咲シタエみし『誰タレが呼んだのこの翁』と()」
「老翁のいふ慮オモヒの外に仙女等に逢って迷惑マドへど敢タへず狎れしと()」
「おわびにと謌を詠んでは贖アガナうと長歌一首ヒトツにまた短歌など()」
「竹取りの翁はヨイシヨうまいのか間髪いれず歌を詠みたり()」


「昔老翁オキナ有り、竹取タケトリの翁ヲヂといふ。此の翁、季春之月ヤヨヒバカリに、丘に登りて遠望クニミするとき、羮アツモノを煮る九箇ココノ女子ヲトメに値アへりき。百モモの嬌コビ儔タグひ無く、花の容スガタ止ナラビ無し。時に娘子等、老翁ヲヂを呼び、嗤ひて『叔父来て此の鍋火ヒを吹け』と曰ふ。ここに翁、『唯々ヲヲ』と曰ひて、漸ヤヤゆきて、座シキイの上ホトリに著接ツきたりき。しまらくありて娘子等、皆共に含咲シタエみ、相推し譲りけらく、『誰タレそ此の翁を呼びし』。すなはち竹取の翁のいふ、『非慮オモヒの外に神仙ヒジリに偶逢ひ、迷惑マドへる心敢タへがたし。近く狎れし罪、謌を以モチて贖アガナひまをさむ』。即ち作ヨめる歌一首ヒトツ、また、短歌()」

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春、別れ

2013年03月27日 | 日めくり帖

3/27
「桜咲く知らせと共にリタイアのメール届くが悠々とせず(地域とか趣味で忙しいらしい)」
「あれやこれやることあらんと思えども怯える気持ちごまかしきれず()」
「体力や気力の萎えるお年頃なだめごまかしそれでも前へ()」
「年寄りて微妙なズレを感じおりいまに続ける選びし道に()」
「後悔は先に立たずとよくいった貯めてしまうは健康に悪し()」
「着物着た娘等駅でピースして巣立つ仲間とスナップ撮れり()」

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