
生まれて初めて
本物の四つ葉のクローバーを見た。
四つ葉のクローバーというのは
森永チョコボールの金のくちばし級の都市伝説
もしくは
ヤサカタクシーに燦然と輝いているという幻のラッキーアイテムだと思っていたのだが、
こうして本物が目の前に!
女ふたりで桂川河川敷でひなたぼっこ。
ぼっけーーーと一服したあと、
超ミニホットパンツ、タトゥーにスカジャン
といういかついロッキンな姐さんが
「いまから四つ葉のクローバー探そう!」と乙女チックなことを言い出し、
「いやいや、スカジャンで何を(笑)」とツッコミつつ、
おなじく乙女度低い私もどさくさに紛れて少女のようにシロツメクサを摘み冠を編む昼下がり。
姐さんは10分ほどで2本も四つ葉のクローバーを見つけた。
私は見つけられず。
姐さんは探し始める前に、切実に願掛けをしていた。
私は全くしていなかった。
おそれいった。

