雑感:PCエンジンmini

2020-03-21 20:55:08 | ゲーム(レトロ)



何度か書いてるけど俺はPCエンジンのマニアでもあるので
PCエンジンminiの発売には一家言あるのです。
というわけでしばらくPCエンジンスペシャル。


PCエンジンmini。買うかどうかと聞かれたらそもそも買わない。
だってほとんどのソフトを持ってるし!!
むしろハードオフで16000円で売っていたDUO-Rを
予備にもう一台買おうかずっと悩んで翌日買いに行ったら結局売り切れてた。
PCエンジン大人気だな!!

ちなみにメガドラミニのほうはレアソフト多数収録に惹かれてつい買ってしまったんだが
結局1時間しか遊ばず埃をかぶってる。
やっぱ発色テカテカ、音質キンキンのPCエンジンがマイソウルだな。



というわけで。
そんな自分からすると今回のPCエンジンminiは初っ端の情報から
ずっとイライラさせられ続けた。



まず何が気に入らないかって、
「収録ソフト第一報のほとんどがコナミ製」ってこと。
PCエンジンはNECとハドソンの共同開発なのに
ファーストのソフトをほったらかして俺sugeeに見えて不快。

確かにPCエンジンにおけるサードパーティでは
コナミが断トツの打率とホームラン数を誇るのは認めざるをえないが。

子会社としてハドソンを吸収して
ハドソン製のソフトの収録に障害もないはずなんだが、
当時の空気を味わいたい人間に喧嘩売ってんのか、と思ってしまった。

しかしNECアベニュー・NECホームエレクトロニクスのソフトが
まったく収録されていないのも、やはり何か理由があるんだろうな。
唯一アベニュー販売の「ファンタジーゾーン」が入ってるのは
版権がセガに戻ったからだろう、というのは想像できる。



あとは謎の海外版収録。
それぞれのソフトで国内版と国外版を選択できるならまだ理解できるが
ただの水増しになってるのは怒り心頭。


「カトちゃんケンちゃん」「ガンヘッド」「R-TYPE」あたりは
本当にどうしようもない事情があるのはわかる。
(まあカトケンはあのキャラじゃなきゃ
 遊ぶ価値すらない高難度のクソゲーでしかないけど)

「カダッシュ」を海外版のみ収録するのはマジでどうかしてるし
「PC原人2」も味わいのある各ステージのダジャレが生きないうえ
エンディングのあのセリフが見たくて毎日1回クリアしてた思い出すら破壊された。



んでもって「ギャルゲーハードとしてのPCエンジン」が否定されている点。
容量がほぼ青天井の時点で「グラフィックが好きなだけ入る」「音声が自由に使える」
という強みが明確になっているわけで
他の機種に比べてアニメのゲーム化やOVA的なソフトが増えるのは当然。

PCエンジンのファンにとってもそうでない人でも
後期は「ギャルゲーハード」のイメージが強かったと思う。
PCエンジン雑誌も末期はブームに便乗した声優雑誌になってたし。

そんな中にも名作が埋もれていて、それらをサルベージするのが
文化復興としてしかるべき形。
それを「ギャルゲーだから」という理由で収録をしないさもしい精神には
本当に腹が立つ。
「ときメモ」だけはちゃっかり入れてるから尚更!!



あと、PCエンジンminiに限った話ではないんだが
非常に個人的な意見として「どこでもセーブ」は
ゲームそのものを破壊する最悪の機能だと思う。
シューティングゲームでミスが許されない糸を通すような緊迫感や
RPGで強大なボスに立ち向かう興奮が丸ごとなくなるからな…。
ゆっくり遊ぶ時間がない層のためなら、せめてスリープ機能にしろよ。

まあ俺を含めてレトロゲー現役世代なんて、大抵は反射神経が衰えてるから
どんなに練習してもゲームの上達なんてリミットがかかってるし
RPGでボスを倒すためのレベル上げに費やす時間もないし
仕方ない部分もあるとは思うけど。

でもノスタルジーに訴えるなら
「クリアできなくても楽しかったあの時間」を含めて再現して欲しいんだよな。
「あの頃クリアできなかったゲームのラスト」なんてyoutubeで見れば十分だわ。



ふーーー。
とりあえず書きたいことは書いた。

まあコナミの姿勢がクソなのはもう数十年来熟知してることだし
今更腹を立ててもしようがない。
収録されているゲームに罪はないので
次回は収録タイトルからピックアップしてゲームの感想を書いていきます。



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