昨年の総選挙における自民党「造反」議員の多くが復党するようだ。
彼らが郵政民営化に反対した理由は、民営化の中身に反対した民主党とは全く異なっている。しかし、断固として自分の主義主張を貫くのであれば、それは郵政民営化に反対の立場に投票した有権者への、筋の通った態度と評することもできるだろう。
しかし、自民党に戻りたいがために、自らの政治的信念を簡単に曲げてしまう姿。そして、来年7月の参議院選挙で「造反議員」の支援票を得るために昨年の衆院解散→総選挙の前提を曲げてしまった自民党指導部の変節ぶり。ここには国民不在のまま利権を追求する姿だけが見え隠れする。全く茶番と言う他はない。
「刺客」候補を立てながら造反議員を復党させるなら、衆議院を解散し、昨年の総選挙で貴重な一票を投じた有権者に、その是非を改めて聞くことが必要ではないのだろうか。
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