阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

年金問題の調査と国民の怒り

2007年06月08日 09時12分42秒 | 政治
 連日、自転車で地域をまわって年金問題の調査を継続しています。

 最近、この活動をしているとお叱りを受けることが多くなってきました。その理由のひとつは、和歌山では民主党の存在がまだまだ小さいため、政治活動=政府=自民党と解釈されることです。(民主党のノボリ旗を立てて走っているのですが・・・!) 従って、年金問題に対する社会保険庁の様々な不手際や、年金受給者の安心を無視した安倍政権の対応について、現場で聞き取り調査をしている私がとばっちりを受けるわけです。

 何だか理不尽な気がしますが、しかし、間違えてくれるお陰で様々なお話を聞け、この問題の本質を理解する上での貴重な機会になっています。強く感じることは、消えた年金記録問題に対する政府の対策には信用が置けないと、多くの方々が感じていることです。

 政府の対策では、受給者が申請しなければ、受給額が修正されることはありません。私たちの年金記録が照合の結果修正されていたとしても、自ら申請しなければ年金受給額が修正されることはありません。本来、この問題は社会保険庁に責任があるのです。政府がすべき対策は、コンピューター上の名前を「名寄せ」することだけではなく、手書きの台帳との突合でコンピューターのデータを修正し、修正したら自動的に加入者に通知して、申請があるなしにかかわらず加入者の年金受給額の修正を行うことです。

 なかなか説明は難しいのですが、このような民主党案を説明しながら自転車でまわっていると、本当の意味での支持が広がることを実感します。

 とは言え、広い和歌山。「逆転の夏」(私の場合は「大逆転の夏」ですね!)にするには、地域をまわる自分自身があと100人は欲しいといつも思います。


 6日は民主党のパーティーがあり、東京に行ってきました。

 参議院選挙立候補予定者として、華々しい演出の中、スポットライトを浴びた舞台で紹介されました。場内を埋め尽くす参加者の歓声に、民主党への期待の高まりを感じました。しかし、和歌山に帰ってくると、何だか、一瞬の異次元の世界での出来事だった気がします。政治の本質は、いつも生活現場の中にあり、それ以外の場にはないのですから。


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