阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

「ないものねだり」から「あるもの探し」ースローライフ日本一の和歌山にagain

2011年01月09日 23時24分05秒 | 政治
 今日は和歌山放送で、和歌山県選出国会議員による討論会がありました。2時間の激論の冒頭、今年の抱負やキャッチフレーズを色紙に書いて説明します。「攻」「誠」など一文字に思いを託す方々の中、私は去年と同じく「スローライフ日本一の和歌山」と書きました。

 新年を迎えてからは、ひたすら地元での活動を続けています。早朝活動から始まり、様々なグループの新年会で挨拶して、合間に支援者宅を挨拶まわり。とにかく休みなく、ひとりでも多くの人と対話することを自分に課し、活動を続けてきました。

 さて、民主党政権は、地域のことは地域で決める地域主権改革を約束しています。霞が関の官僚が使い方を決める「ひもつき補助金」を地方の自由度が高い「一括交付金」に改めることを23年度予算案に盛り込み、5120億円を計上しました。当初、霞が関が回答したのは28億円でしたが、菅総理のリーダーシップで抵抗を抑えました。一括交付金により地方はメニューの中から自由に事業を選択でき、地域の課題に応じて必要な分野に重点的に投資ができるようになります。

 ではどうするのか。本日「和歌山放送」で行われた県選出与野党議員の討論会でも再び強調しましたが、私は和歌山の活性化のカギは「スローライフ日本一」を目指す環境整備だと考えています。

 和歌山は全国有数の果樹の産地であり、農村の生活文化、自然と調和した農村風景など、和歌山独自の魅力が沢山あります。基礎的インフラ整備はもちろん重要課題ですが、「ないものねだり」から「あるもの探し」に発想を転換し、今あるものの魅力、そして経済的価値を最大化する、そんな視点が必要です。大量生産・大量消費、高速型のライフスタイルにより私たちの価値観も、そして地方も均一化していくことに対する問題意識から生まれた新しい価値観です。伝統的な生活様式を見直し、有機農産物や天然の水産物の価値を認め、ブランド化し、ふれあいや相互理解を重んじる。そんな価値観に基づいた地域活性化が、和歌山の明日を拓くと確信しています。


 和歌山放送の再放送は10日(月)の13:00~15:00です。


 写真:スローライフの調査で訪れた韓国の村にて。村のたたずまいが和歌山にそっくりです。ペ・ヨンジュン氏も泊まったそうです。