阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

野田総理とともに台風12号の被災地を視察

2011年09月09日 21時54分44秒 | 政治

 今日は野田総理が和歌山県那智勝浦町の被災地を視察。私も同行させて頂きました。

 ペリコプターからの視察を終えた野田総理は、まず、那智勝浦町役場を訪れ、仁坂和歌山県知事や、台風12号で長女を亡くした寺本那智勝浦町長、さらに田岡新宮市長と面会。被害状況、その後の対応について報告を受けました。仁坂知事は「国は完璧な対応をしている」と評価。一方で、道路等については、完璧に直せと指示しているとし、その費用についてはできる限り国に支援を求めました。

 野田総理の訪問で印象的だったのは、寺本町長に対する言葉でした。「ご家族を失われ、深い悲しみを抱きながら、陣頭指揮を執る姿。心中を察し、深い感銘を覚えています。リーダーとしてあるべき姿として大変感動しています」このような温かい言葉で、悲しみをこらえ陣頭指揮を執る姿に尊敬の意を示しました。


那智勝浦町役場で説明を受ける(民主党HPから)

 その後、災害対策本部の置かれている那智勝浦町川関地区にマイクロバスで移動し、周辺を視察しました。本来は、大きな被害を受けた世界遺産地域にまで入り、住民との対話することも考えていたようですが、多くの関係者や報道陣が同行しての訪問が、一刻を争う捜索・救助活動を妨げる可能性を考え、今回は自粛したと聞いています。


災害対策本部から視察に向かう(民主党HPから)

 今日はもともとは大雨の予報で、土砂ダムが決壊する危険性も指摘されていました。幸い、日中は晴れましたが、まだまだ予断を許しません。私自身は、野田内閣への移行により、外務委員会、決算行政委員会に加え、災害対策特別委員会に所属することになりました。明日は地元で活動しますが、明後日にはさらに細部にわたって調査・政策提言を行うべく、再び被災地に入ります。