阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

断じて許してはならない山際経済再生大臣の醜い発言ー自民党に予算を私物化する権利はない

2022年07月05日 00時28分29秒 | 政治
今日は立憲民主党の車に乗って各務原、関、山県市内各地で街頭演説。立憲民主党の物価高対策や安全保障政策、政府が放置しているワクチンの後遺症についてお話しをしました。多くの方が立ち止まって話を聞いてくださったこと、嬉しく思います。

さて、今日私がもっとも力を入れて話したのは昨日の山際大志郎経済再生大臣の発言への糾弾でした。

「野党の人から来る話は、われわれ政府は何一つ聞かない。本当に生活を良くしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」
怒りに震えました。完全に一線を越えた発言であり、民主主義の冒涜だと思います。私が一番嫌いな権力による恫喝。こんな人は大臣でいる資格などない。国民の代表としての国会議員にも相応しくない、本当に情けない発言だと思います。

実は「野党議員では予算がつかない」というのは、自民党議員や候補者の常套句です。杉尾秀哉候補と激戦を繰り広げている長野県の自民党参議院候補も信濃毎日新聞にこのように答えています。「野党議員では自分たちの住む町が災害で甚大な被害に遭っても十分に政府に伝わらず、復興予算の確保につながらない。政権与党側の国会議員が地元の意見を汲み上げて国に陳情することが政治家の務めだ」

これでは政権与党は、野党議員を選出した選挙区には、露骨に予算で嫌がらせをする、与党議員を選出した選挙区には予算で依怙贔屓をする!と言っているのと同じです。さらに自民党は災害に苦しむ国民の生命をないがしろにしても平気な政党とも本音を言ってしまっています。しかし、災害復旧予算は断じて与党議員が私物化すべきものではありません。

田中角栄首相の時代ならいざ知らず、今の日本では、与党議員がごり押ししたからといって「恐れ入りました」と予算が付くわけではありません。むしろこのような政治家は霞が関ではバカにされ、実は相手にされてないこと、大臣でありながら山際氏は知らなかったようです。

私も与党の国会議員を経験しましたが、知事や市長が揃って永田町に来て与党議員に陳情し、一緒に大臣への陳情書を手渡す様子は、仕事をしているふりをするためのお決まりの茶番、国民に対するペテンに過ぎないことがよくわかりました。あまりのアホらしさに距離を置いていると、「ワシが予算を付けたるんや!という顔をせなアカン!」と親切にもご指導賜ったことも何度かありました。

もう、こんな古い政治は変えましょう。そして時代錯誤な政治家には退場してもらいましょう。与党であれ、野党であれ、国民にとって本当に必要なことに適切にお金を使う。そんな真っ当な政治に変えるために皆さんの一票を行使して頂きたいと思います。







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