それは遠い日に1枚の茶色くなった古い写真を見たときから
心の中に芽生えた思いなのかもしれない。
セピア色の写真には若かりし日の父親と、その叔母(祖父の一番末の妹で
父とは7歳違い)がどこかの寺の前で写っていた。
2人で四国参りをした折のものだ…と聞いたけれど、その時はそれ以上の
ことも聞かずに「ふ~ん2人とも若いね~」くらいのことだった。
いま考えると身体の弱かった若い日の父と(その時はまだたぶん独身)
若くに未亡人となり子供のなかった叔母が連れ立ってお遍路さんに旅立った…
そんなところだと想像する。
父が亡くなった時、仏壇の引き出しからそのお遍路さんのころの一式があり
身内の誰かが棺に入れてくれたことで、写真のことを思い出し、
いつか若かりし日の父の思いを辿ってみたいと思うようになった。
今度、縁があり四国88ヶ所を巡る旅に参加することが出来、
22日23日の1泊2日、10ヶ寺をお参りして帰ってきたしだい(*^_^*)
先達のほかは、ツアー人数12人と添乗員というこじんまりとした団体が
中型のバスで淡路島経由で徳島入り…
まだ紅葉には早いが、道端にはキリン草の黄色が綺麗!
レンコンの収穫の後だという畑が目に付く広い平野をバスが行く。
ハスの花の咲くころに訪れたらきれいだろうな~と思いながら通る。
穏やかな気候、豊かな暮らしを象徴するように大きな屋根の家が目に付く。
先祖のお墓参り、お仏壇参り以外には全く信仰には縁のない暮らしをして来た。
お経をあげた経験もなし、88か所参りの何も知らないが、まず参加をしよう!
…ということで1番札所、霊山寺にて最低必要なお遍路用品を調達。
山門の前でまず一礼、蝋燭、線香をあげてお札を納めお賽銭を上げてお参り、
先達の後についてお経をあげるのだが、ひらがなで書かれているお経が
うまく読めずにしどろもどろしているうちに終わってしまう有り様(;一_一)

四国ではお遍路さんに施しをすることをお接待というそうで、土地の人たちの
習いになっているとか…
霊山寺では早速、近所の保育園の園児たちが自分の描いた絵に鳴門金時の
ふかしたものと「気をつけて行っていらっしゃい」という手紙とともにくれる。

そんな時は「感謝」とお札に書いてお礼に渡すらしい。
1番のお寺から可愛いお接待に会うなんてとても珍しいと先達さんが言われる。
2番札所へはバスで5~6分の極楽寺。
その寺に行く途中に焼き物の窯がありちょっと立ち寄る(^_-)-☆
窯の名前を失念したが地元では有名な窯元でこれは水琴屈のカメと紫式部。

極楽寺境内に入ると大きな杉が…空海の手で植えられたといわれる
樹齢1100年以上の杉らしい。

この木に触れると長寿が得られるという。
相変わらずしどろもどろのうちにお経が終わる(^_-)-☆
3番金泉寺へはバスで約10分。
バスで移動中に次の寺にまつわるいろんな話や説明がありなかなかのもの!

金泉寺山門。
4番大日寺までの5キロは懐かしい雰囲気の野の道を歩く。
野菊が咲き赤まんまがいっぱいの道を土や落ち葉を踏みしめて…
ふと亡父もこんな道を一心に歩いたのだろうな~と思いながら~

石の道標も昔の面影が…
4番大日寺の本尊大日如来は空海が刻んだといわれる。
5番地蔵寺へはまたバスで10分ばかり。
地蔵寺の奥の院には五百羅漢さんが祭られているそうだが残念ながら
時間が無くて寄れなかった。
庭から奥の院を望む。きれいに刈り込まれた梅の木が格好良い!

バスで今夜の温泉宿御所温泉観光ホテルへ
土成町の宮川内谷川のほとりにあり、静かなひなびた山里の温泉だが、
お湯がすごく良くて、露天風呂で見上げた満月が朧月、虫の声を聞きながら
初体験の1日を振り返り、なんだかとっても満たされた気分に浸る<(_ _)>
心の中に芽生えた思いなのかもしれない。
セピア色の写真には若かりし日の父親と、その叔母(祖父の一番末の妹で
父とは7歳違い)がどこかの寺の前で写っていた。
2人で四国参りをした折のものだ…と聞いたけれど、その時はそれ以上の
ことも聞かずに「ふ~ん2人とも若いね~」くらいのことだった。
いま考えると身体の弱かった若い日の父と(その時はまだたぶん独身)
若くに未亡人となり子供のなかった叔母が連れ立ってお遍路さんに旅立った…
そんなところだと想像する。
父が亡くなった時、仏壇の引き出しからそのお遍路さんのころの一式があり
身内の誰かが棺に入れてくれたことで、写真のことを思い出し、
いつか若かりし日の父の思いを辿ってみたいと思うようになった。
今度、縁があり四国88ヶ所を巡る旅に参加することが出来、
22日23日の1泊2日、10ヶ寺をお参りして帰ってきたしだい(*^_^*)
先達のほかは、ツアー人数12人と添乗員というこじんまりとした団体が
中型のバスで淡路島経由で徳島入り…
まだ紅葉には早いが、道端にはキリン草の黄色が綺麗!
レンコンの収穫の後だという畑が目に付く広い平野をバスが行く。
ハスの花の咲くころに訪れたらきれいだろうな~と思いながら通る。
穏やかな気候、豊かな暮らしを象徴するように大きな屋根の家が目に付く。
先祖のお墓参り、お仏壇参り以外には全く信仰には縁のない暮らしをして来た。
お経をあげた経験もなし、88か所参りの何も知らないが、まず参加をしよう!
…ということで1番札所、霊山寺にて最低必要なお遍路用品を調達。
山門の前でまず一礼、蝋燭、線香をあげてお札を納めお賽銭を上げてお参り、
先達の後についてお経をあげるのだが、ひらがなで書かれているお経が
うまく読めずにしどろもどろしているうちに終わってしまう有り様(;一_一)

四国ではお遍路さんに施しをすることをお接待というそうで、土地の人たちの
習いになっているとか…
霊山寺では早速、近所の保育園の園児たちが自分の描いた絵に鳴門金時の
ふかしたものと「気をつけて行っていらっしゃい」という手紙とともにくれる。

そんな時は「感謝」とお札に書いてお礼に渡すらしい。
1番のお寺から可愛いお接待に会うなんてとても珍しいと先達さんが言われる。
2番札所へはバスで5~6分の極楽寺。
その寺に行く途中に焼き物の窯がありちょっと立ち寄る(^_-)-☆
窯の名前を失念したが地元では有名な窯元でこれは水琴屈のカメと紫式部。

極楽寺境内に入ると大きな杉が…空海の手で植えられたといわれる
樹齢1100年以上の杉らしい。

この木に触れると長寿が得られるという。
相変わらずしどろもどろのうちにお経が終わる(^_-)-☆
3番金泉寺へはバスで約10分。
バスで移動中に次の寺にまつわるいろんな話や説明がありなかなかのもの!

金泉寺山門。
4番大日寺までの5キロは懐かしい雰囲気の野の道を歩く。
野菊が咲き赤まんまがいっぱいの道を土や落ち葉を踏みしめて…
ふと亡父もこんな道を一心に歩いたのだろうな~と思いながら~

石の道標も昔の面影が…
4番大日寺の本尊大日如来は空海が刻んだといわれる。
5番地蔵寺へはまたバスで10分ばかり。
地蔵寺の奥の院には五百羅漢さんが祭られているそうだが残念ながら
時間が無くて寄れなかった。
庭から奥の院を望む。きれいに刈り込まれた梅の木が格好良い!

バスで今夜の温泉宿御所温泉観光ホテルへ
土成町の宮川内谷川のほとりにあり、静かなひなびた山里の温泉だが、
お湯がすごく良くて、露天風呂で見上げた満月が朧月、虫の声を聞きながら
初体験の1日を振り返り、なんだかとっても満たされた気分に浸る<(_ _)>