博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『新上海灘』その2 ほか

2008年09月16日 | 中国近現代ドラマ
『新上海灘』第15~21話まで見ました。

副署長の朱潤九の後ろ盾を得て出所した金大中は早速かつての根城の麗都劇場を取り戻し、これまでの報復とばかりに丁力を襲撃し、どさくさに紛れて程程を誘拐。上海の大物の娘ということもありますが、よくよく誘拐されやすい子でありますなあ……

その後許文強が程程と一緒に人質になって二人の仲が深まっていくわけですが、このドラマの私にとってのヒロインは方艶なので正直このあたりの展開はどうでもいいです(^^;) 程程って、どうもイメージが『笑傲江湖』の岳霊珊と重なって好きになれないんですよね。むしろ程程を助け出した後、祥叔に見捨てられて逃亡生活を迫られる許文強と丁力に泣きました。まあ、最後は程程の取りなしで馮敬尭の手の者に助けられるわけですが。

この件もあってか許文強は色々上海に幻滅したらしく、丁力や程程らが引き留めるのも聞かず広州に行ってやり直したいとか言い出しますが、丁力が麗都に殴り込みに行ったと聞き(こいつも大概鉄砲玉ですなあ……)、許文強も広州行きを取り止め、丁力を助けるべく襲撃に参加。金大中とその手下を殺すことがどうして麗都を取り戻すことに繋がるのか、陳連山の工場の時みたいに土地の権利書を押さえれば済む話ではという諸々の疑問をほったらかしにして壮絶な銃撃戦が展開されます。

で、長春に来て気になった古装片の補足。

○『天賜良児』
いいとこのお嬢様と貧乏な物売りの青年が駆け落ちしたまでは良いが、お嬢様がうっかり仙丹をたくさん飲んだせいで妊娠してしまい、武功というか超能力を持った十つ子(!)が産まれ、親子12人のてんやわんやの生活が始まるという、武侠版『天までとどけ』みたいなドラマ。昔の作品かと思いきや、近年TVBで放映された作品のようです。

○『少林寺伝奇』
映画『少林寺』と同じく隋末唐初の話かと思いきや、北斉・北周の君主が出て来たり、少林寺の弟子の一人が魏の太子だったりと、南北朝を舞台にしているらしい。坊主だけではなくきっちり女侠キャラも出て来ます。
コメント (8)
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