博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『三国』その5

2010年06月25日 | 中国歴史ドラマ
『三国』第27~32話まで見ました。

いよいよ袁紹と曹操との間の覇権を賭けた官渡の戦いが開戦。しかし両軍が揃っていざ開戦という時に、曹操が袁紹を呼び出して和議に応じると見せかけて自軍に有利になるよう時間稼ぎをしたり、そのためにわざわざ献帝まで動員したり、色々と小細工してますなあ(^^;) 戦争シーンでは戦車が何台も顛倒したり破壊されたりで大迫力です。この辺りはちゃんとお金と手間暇をかけるべき所にかけているという感じで大満足。

結果、袁紹側が大敗。開戦積極派だった許攸が窮地に立たされますが、開戦に反対して牢獄送りになっていた田豊に責任をなすりつけてしまいます。そのお陰で田豊は処刑されることに…… しかし早速そのバチが当たったのか、郭図によって許攸の汚職がリークされたり、許攸に警戒するように勧める田豊の遺言が届いたりで、結局許攸は袁紹のもとを追放され、幼馴染みの曹操に鞍替えすることに。そして曹操がその許攸の計略を用いたことにより、袁紹はトドメを刺されて死を迎えることになったのであります。

しかしそこで調子に乗った許攸は酔っぱらって「ワシが曹操を育てた」と放言するようになり、許褚にブッされるハメに。ちったあ自重しろよとか、君今までそんなキャラじゃなかったやんとかツッコミたくなります(^^;)

一方、劉備は大敗した袁紹のもとに義理で援軍に駆けつけた後、同族の劉表のもとで厄介になりますが、その外戚の蔡瑁に睨まれ、命を狙われることに。そして逃げ込んだ先の水鏡先生のお宅で軍師徐庶をゲット。居城の新野に攻め込んで北来た曹仁の八門金鎖陣を破って樊城を占領するなど、縦横無尽の働きを見せます。しかしその徐庶も母が曹操に人質に取られて劉備のもとから離脱してしまいます……

荀が「徐庶の軍略は私の数倍、いや数十倍」なんて言ってますが、そしたらその徐庶が「私など足下にも及ばない」と言っている孔明はどうなるんでしょうか。確実に能力値のインフレ化が進んでますなあ。

ということでここまででDVD-BOXの1つ目が完結です。しかしこれでまだ全体の3分の1というのが何とも…… 

コメント (2)
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