博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大江大河2』その1

2021年01月05日 | 中国近現代ドラマ
昨年末よりいよいよ『大江大河』第2部が放映!ということで『大江大河2』第1~10話まで鑑賞。全39話予定です。


時は1988年。第1部のラストで金州化工を出て東海化工の設立準備に従事することとなった宋運輝。しかし技術面の担当者として彼の異動が遅れたことから、「東海項目」自体が国家から批准されないかもしれないという事態に。

プロジェクトが何とか認可され、工場の建設工事が開始された後も、工場設備の輸入の段階でアメリカ主導の西側諸国による禁輸措置が発令されたり(作中で詳しい説明はないのですが、これは時期的に天安門事件を承けた経済制裁ということでしょうか?)と様々な困難が降りかかりますが、組織内の同僚や北京の上役路小第らの信頼を得て切り抜けていき、東海化工の第一副工場長に抜擢されます。


一方、小雷家の村委書記雷東宝は、新設の製銅工場で技術面の不備による爆破事故が発生したことから、村の企業全体の信頼回復や資金繰りに苦しむことになります。その最中で彼を支え続けた春紅飯店の老板娘韋春紅と再婚することを決意しますが、それがもとで「亡くなった萍萍が見捨てられた」と宋一家の両親との関係が断絶してしまい……


今回は出番が増えるのかと思った楊巡ですが、名前だけはよく出てくるという状態が続いて今作での初登場は第7話のラスト。電器市場揚子街のオーナーとして景気よく自動車を乗り回している彼ですが(借金の差し押さえ品らしい)、市場での店子の家賃をめぐってトラブルが発生。しかしビジネスパートナーとなった尋建祥と二人三脚でピンチを切り抜けます。

今作は上記3人に加え、宋運輝の教え子梁思申も主役という扱いになるようです。国営企業代表が宋運輝、集団企業代表が雷東宝、個体企業代表が楊巡、そして外資系の代表が彼女という構造ですね。第2部では出番がないと思っていたキャラクターも意外に序盤から登場。水書記……はともかく、閔忠生や虞山卿もきっちり登場します (^_^;)
コメント
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