博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『太王四神記』第10話

2008年02月12日 | 韓国歴史ドラマ
玄武の神器が発動した後、コムル村に匿われた談徳ですが、自分がチュシンの王であること、父王が死んだこと、しかも父王を殺したのはキハであることの何もかもが信じられず(実際、キハが先王を殺したというのは誤解なんでありますが)、都城に侵入して真実を確かめることに……

コムル村で談徳が匿われていた小屋の壁ですが、装飾として金文の書体があしらわれていましたね。しかもこの前まで見ていた『臥薪嘗胆』とは違い、ちゃんとした文章になっております(^^;) 『朱蒙』の方でも竹簡に書かれた書体が戦国楚文字だったりして(その時代の朝鮮でこんな書体が使われていたかどうかはともかく)、韓国歴史物はこのあたりは割と凝っています。

かと思えばスジニが鍼と灸で治療を受けているシーンがあり、4世紀末の朝鮮に鍼灸が存在したのかと思って取り敢えずWikipediaで検索かけてみたら、中国では前漢には鍼灸による治療が存在したと考えられ、遣隋使・遣唐使を通じて日本に伝来したとあるところから見ると、この時期の朝鮮で鍼灸治療がなされていたとしても、おかしくなさそうですね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『西周的滅亡』 | トップ | ノートン2008のワナ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

韓国歴史ドラマ」カテゴリの最新記事