博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『雪山飛狐』その5

2007年08月02日 | 武侠ドラマ
『雪山飛狐』第23~29話まで見ました。

久しぶりに馬春花が登場しますが、福康安の側室になってから正室にいびられ続けたせいか、かなりやつれてますねえ。夫からの扱いもぞんざいになっている様子。

この馬春花が福康安から胡斐に接近して毒殺するよう命じられ、彼女のことを信じて疑わない胡斐を手に掛けることを逡巡したりするのですが、商家堡で彼女が少年胡斐の命を救った話が無かったことになっているせいか、この辺りはいまいち盛り上がりません。福康安と馬春花との間に産まれた男児が一人っ子になっていることからもやる気の無さが窺われます(^^;) (双子の子役を見つけるのが面倒くさかったのでしょうか……)

この後の天下掌門人大会は原作の『飛狐外伝』では一番の山場なんですが、ドラマの方ではうやむやのうちにあっさりと終了してしまいます。

この天下掌門人大会の後で原作通り程霊素が死んでしまうわけですが、袁紫衣と程霊素の二人が薛萼・石万嗔の毒を受け、程霊素が唯一の解毒薬である七星海棠の実を袁紫衣に飲ませ、自らは死を選ぶという風に設定が変わっています。胡斐ではなく恋敵の袁紫衣を助けるために死んだことで、原作よりせつなさ度がアップしております(;´д⊂) ついでに姉弟子の薛萼の死に様も負けず劣らずせつないです……

胡斐は程霊素から託された七星海棠の種を植えるために雪山に籠もり、それから七年の月日が過ぎ去ります。そして彼はいつしか人々から「雪山飛狐」と呼ばれるようになり……

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