前に書いた、意味論の世界の見える化→形式論の世界の自動化にXMLがいいという話を書きましたけど、意味論の世界の見える化ツールの連携にも、やっぱXMLだよね!というお話を、UMLを例に書いてみます。
結局UMLは、プログラム開発に必要な業務の情報の見える化なわけです。
そして、業務(の情報)には、動的なものと静的なものがあるわけです
静的な情報、つまり保持しておくべきデータについて、その関係は、
出力に必要なデータ
↓
正規化
↓
(UMLではないけど)ER図→DB、ファイル定義
↓
クラス図のクラス(=エンティティ)および属性
となり、
動的に必要なデータ
↓
アクティビティ図
↓
ユースケース図→画面イベント→画面定義
↓
クラス図のメソッドとして、クラスに割り振る
ということになります。
ってことで、ER図のエンティティと属性は、クラス図に使える部分が多いわけです。
(っていうか、そこをベースに考える)
また、アクティビティ図のアクティビティのコンピューター化する部分が、
ユースケース図のユースケースとなり、
ユースケースから引かれるアクターは、たいていアクティビティ図の
・アクティビティが所属するスイムレーンか
・アクティビティから引かれる線の元や先があるスイムレーン
が多いわけです(必ずしもそうじゃないけど)
なので、アクティビティ図がユースケースに使えると、役立つわけです。
また、アクティビティないし、ユースケースをクラスのメソッドにしたい
ことも多いので、この点でも、流用できると役立つわけです。
以上により、アクティビティ図、ユースケース図、クラス図のそれぞれが、
XML化してくると、それぞれが流用できて、(自動化のようにすべて使う
わけではないけど)、支援して、利用できるようになるので(利用も簡単に
なるので、出来る人が増える)、メリット大だとおもうわけです。