yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画「ノーウェア・ボーイ」

2011年10月11日 | 映画

この映画はジョンレノンがビートルズとしてデビューする前、

まだポールとも出会ってなかった頃からビートルズを結成した頃までの話で

まあ、つまり思春期の頃のジョンレノンの話ってことだね。

大体この手の映画って、映画的にはあんまり面白くなかったりするんだけど

パッケージに書かれてあった「歌を歌ってたんじゃない、愛を叫んでたんだ」というコピーに魅かれてレンタルしてみた。

うん、まあ・・・・ね・・・。(苦笑)

ジョンに興味がある人には暴露本というか、そういった意味では面白いかな。

純粋に映画としてみるとあんまりたいしたことなかったかも・・・。

まあ、覚悟の上で借りたからしょうがない。

ボク自身、ジョンに興味があったからそういった意味では楽しめた。

実の母親の奔放さにあこがれながらも、自分を捨てた薄情さも感じつつ、

育ての母親の厳格さにイラつきながらも、育ててくれた感謝も感じつつ、

少しずつ大人に成長していく姿を描きたかったんだろうなあと思いつつ

ホント、こういう映画って難しいよね。

ジョンの精神的なところを絵にすると

↓こんな感じ?

Spaceball_ricochet

少年の精神的な成長を描いた映画だったら「スタンドバイミー」だけど、実はその映画もあんまり好きじゃない。

子どもを使った映画ってあんまり好きじゃないんだよね。

今回のは高校生あたりの話だったけど、それでも、ね・・・。

青くて当たり前だし、少しずつ成長する姿もありなんだろうけど・・・。

「スケアクロウ」というジーンハックマンとアルパチーノ主演の映画があったけど(これは友情による人間的な成長が描かれている)これは面白かったなあ。

それまで生きてきて培ってきた偏った価値観をある偶然の出会いから少しずつ修正されるっていうのがいい。

大のオトナが演じてるのがいいんだよね。

オトナになってカチンコチンになった価値観が、少しずつやわらかくなっていくかんじ。

これも一つの成長物語だと思うけど、こういうのが自分的には感動する。

若いヒトはいろんな出来事に影響を受けるもんだし、変わっていくのも「そりゃ当然!」てなもんですよ。

どうせなら、

ビートルズとして成功を勝ち取ったのに不全感をずっと持ち続け、ヨーコに出会って何か価値観が大きく変わり、ビートルズ解散後、ヨーコと喧嘩して一旦別居し、独身時代を謳歌したものの、結局ヨーコのところに舞い戻っていく姿を描いた方が断然「成長物語」としては面白かったんじゃないかって思うんだけど、

それだとキャスティングが大変だから実現不可能か・・・。

デビュー前は誰も知らないからある程度似た雰囲気があればOKだもんね。

というわけで、

デビュー前の

実の母親と育ての母親のハザマでジョンがどう感じてたんだろうってなことに興味のある方にはオススメの作品ではありまする。

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