以前、プロデューサーのジョージ・マーティンやマネージャーのブライアン・エプスタインなどビートルズの関係者によるビートルズの音楽面への評価が意外に低かったという話題を紹介したけど、
他にもあるのでここでまとめたので、どうぞ。
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まずは元ドリフターズのメインボーカルで、「ラストダンスは私に」や「スタンド・バイ・ミー」を歌ったベン・E・キング。
「彼らがアメリカに進出する前にチラッとステージを見たが、目を見張るべきものは何も感じとれなかったな。ステージの後、アメリカ進出を考えてることを聞いたけど正直な話『成功するかな?』と疑問に感じたよ。でも、アメリカに戻ってみると周りは皆『ビートルイズが来る!ビートルズが来る!』と大騒ぎになってたんでちょっと面食らってしまった。どこが良いのかさっぱりわからなかったよ。」
ビーチ・ボーイズのリーダー、ブライアン・ウィルソン。
「ビートルズなんて音楽的に良いところは全くないね。『抱きしめたい』なんてクソみたいな歌だ。それなのにあの叫び声と大騒ぎ。自分たちとどう違うのかわからなかった。ビートルズなんて気にするまいと心に誓って自分の道を歩いていくことを決意したよ。」
黒人女性ボーカルグループのシュレルズ。
「彼らは私達の音楽をつまみ食いしたのよ。私達の歌が順調にチャートを上がっていっても彼らのカバーが出るや否や仕事が減っていったわ。私達黒人が積み上げてきたものを横からかっさらっていっただけなのよ。」
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まあ、ビートルズが黒人音楽のカバーが多かったせいか
あの大騒ぎでとばっちりをモロに食らったみたいだね。
初期のビートルズの演奏は粗野で荒々しく、洗練されてはいないからこその魅力があったのは確かだと思う。
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YouTube: Ben E. King - Stand By Me
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YouTube: THE BEATLES - I WANT TO HOLD YOUR HAND (FEBRUARY 16 - 1964) - 6
確かにこうやって音楽的な側面から比べてみると「理解できない」のもムリはないかもしれないね。
セックス・ピストルズが登場してパンクムーヴメントが花開いたときと同じ状況だったんだろうと思う。
違う点はビートルズには音楽以外にユーモアという武器もあったという点だね。
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YouTube: Shakespeare Comedy Sketch
こんな番組にも出てたんだね。ホント笑っちゃうよ。