今さらになって思うことは
自分はなぜこんなにヒトに愚痴ることができないんだろうということ。
別に愚痴れるような親しい相手がいなかったわけじゃない。
他にも、酒に酔って前後不覚になったりすると
周りにいろいろと毒を撒き散らしたりすることはあったが
その度に自己嫌悪におちいる始末で
結局、酒に酔って荒れることもなかなかできなくなってしまった。
普通に淡々と、
聞いてるほうもそんなに嫌な感じのしない、
さらっとした愚痴が言えたらどんなに良いだろう。
そういう気持ちは、
結局のところ、自分の作品のなかに表現することになるので
やけに毒々しい作品ばかりになってしまう。
観るヒトがほんわか、のんびり、ゆったりできるような作品が出来ればどんなにいいか・・・と思うことも未だにある。
普通に愚痴が言えたらいいなあ・・・とも。
が、
でも、まあ・・・
これが自分の「個性」というやつなんだろう。
だれもほめてくれることはないんであるが、
とにかく
作品を作り続けないと精神衛生上良くないわけで、
それを見せられる人たちには申し訳ないが
そういう形で吐き出していかないと生きていけそうにないってことに
最近ようやく気がついた。
できるだけそういう嫌な気分になることから距離を取るようにして、
そういう愚痴みたいなのから遠い存在の仙人みたいなのを目指してはいたんだが、
しかしどうも、そういうのはムリみたいだ・・・。