yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画「君の名は。」

2017年12月17日 | 映画
「君の名は。」予告


遅ればせながら超話題になったアニメ「君の名は」をレンタルした。
これまで「入れ替わりモノ」の映画にピンとこないことが多かったけど、
みんなが「おもしろい!」というからにはやっぱり観ておこうと思ってね。
映画はほとんどジャンル関係なく観ているけど、どうにもピンとこないものが、
「心が入れ替わっちゃう系」と「ゾンビ系」や「スプラッター系」。
あとは「万能系」ね。登場人物たちがメチャクチャスゴイ能力を持ってるというような話。
あんまりすごすぎると緊張感がなくなってしまうんだよね~。


さて、この映画はどうだったか、というと・・・。
以下ネタバレ含むから
知りたくない人はここから先は読んじゃダメだよ~。


*  *  *



まず、アイデアとしては、
3年前に亡くなった人と入れ替わっているというのが斬新だったな~。
しかも、その死の原因が
時折エピソードとして出てくる「地球に接近する彗星」が落下して死んじゃうというところも予想外な展開でビックリした。
ボクの予想では、この「彗星の出現が入れ替わりの原因になった」という話だと思ってたからね。
「彗星が何もかもぶち壊しにする話」だとは思ってもみなかったな~。
まあ、
そういうところが「この先どうなるんだろう?」という興味を引っ張る力にはなった。


そして、
一生懸命、彗星落下から生き延びるために奔走する二人の姿には
本当に心が熱くこみ上げるものがあったな~。



*  *  *



けど・・・。
残念ながらやっぱり「あともうちょい」なんだよね~。


どこら辺がそうかというと、


「なんでこの主人公の2人の心が入れ替わるのか」という部分がないんだよね。
必然性がないんだよ。
この手の映画によくあるのが「ある日突然こうなった」というところからスタートしちゃうところ。
この映画に関しては「赤い糸で結ばれていた」ような表現があるんだから、
なおさら「この2人じゃなきゃいけない理由」が必要だったんじゃないかな~と思う。
まあ、
入れ替わりがあったから命を救えたということにもなるし、
結ばれるきっかけになるための入れ替わりと言ってしまえばそれで終わりなんだけど、
それじゃあ、今までの「入れ替わりもの」とそんなに変わらない。
せっかく、彗星落下から住人を助けるために奔走する姿に感動したのに、
なんかこう、喉の奥に引っかかるものがあって感動がストンと落ちていかない。


あと、
「名前を忘れていく」というのも「なんで?」とひっかっかる部分。
経験したことは覚えているのになんで名前だけ忘れちゃうんだろう?
そのうち少しずつ忘れていくんなら話は分かる。
記憶ってそういうものだからね。
1年もたてば詳細はうろ覚えになりだんだんあやふやになっていくものだから、
それはそれで仕方がないと思うんだけど、
この映画は、
そういうちょっとしたところで少しずつボクの中に引っかかりが生まれて
結局、そこが「あともうちょい」という感想になってしまった。


*  *  *



「そういうところはあんまり気にならない」という方にはおススメできます。
というか、そういう人はもう観ちゃってるか~(笑)
コメント
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