ジョン自身は5歳の頃に両親が離婚し、自分は叔母に引き取られ両親とは結局暮らせなかったんだけど、
それが大きなトラウマになったということは「マザー」等の彼の歌から察せられる。
きっと、
ショーンにはそういう思いをさせたくなくて、
ジョンはショーン誕生を機に「ハウスハズバンド(主夫)」となって育児にいそしんだんだろうと思われます。
* * *
ボク自身、
今現在一人息子を育てている真っ最中だけれど、
彼が生まれてくるにあたって自分自身に誓いを立てた。
それは、
「自分がやってほしかったことをしてあげよう」というもの。
育児の最中は
忘れていた自分の子ども時代がよみがえり、
その当時してほしかったこと、されたくなかったことなどが、彼が成長するたびに思い出されてきた。
そして、
ボク自身の子どもの頃の傷つき体験を絶対に彼に味あわすことがないように気を配り続けた。
大人の怒鳴り声やちょっとした嘘でさえボクは嫌で仕方なかったから、
「小さなウソや適当なその場しのぎ、大声を出して怒る等の行為は、それがどんなに他愛もないことでもやめよう」と決めた。
やってみると、
それはとても面倒で厄介な誓いだったけれど、
それをやり遂げることで、
まるで「自分自身の育て直し」をしているかのように、
ずいぶん自分の中のトラウマが氷解していったように感じる。
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このような体験から、
父親も育児を積極的にすることをお薦めします。
「自分が育てられたやり方」ではなく、
「自分がしてほしかったやり方」で。
ジョン自身もショーンの子育てを通じて
「自分自身の育て直し」ができて、トラウマもずいぶん解消されたんじゃないかと思うんだよね~。
だからこそ、
ショーンが5歳になって一区切りがついたあたりで
復帰しようとしたんじゃないかと思うんですよね~。
まあ、
これはボクの勝手な推測なんだけどね~(笑)