メイン・ボーカルのリアム・ギャラガーが
「なぜこの曲をオレに歌わせてくれないんだ!!」と駄々をこねても
ボーカルを譲らなかったノエル・ギャラガー。
それくらい思い入れがあったんだろうし、
自分が歌わなくてはこのメッセージは伝わらないとも思ってたんだろうな。
この詩を読むと、
「おまえ」と「オレ」と「彼女」という主格代名詞が出てくる。
「Don't Look Back in Anger」というセリフは誰が言ったのか・・・。
「彼女」=「サリー」=「ファン」ということらしいが、
では「You」は誰のこと?
リアムに歌わせずに自分が歌ったってことは、もしかしたら「リアム」のことなのかもしれない。
リアムに対するメッセージが込められていたのなら
リアムに歌わせてもしょうがないという気持ちになるかも、ね。
とにかくいろいろと想像できる歌詞ではありますよ。
***************
Don't Look Back in Anger
おまえ自身の心の奥底をしっかりと見つめれば
より良い遊び場所が見つかるってことがわからないのか
おまえは言ったよな
「俺が見たどんなものも決して忘れちまうことなんてない」と
*オレはベッドの上から革命を起こそうとした
だがおまえは言った
「脳ミソの中をのぞいてみたいよ
花咲く夏には外に出掛けて
寒い冬には暖炉の傍で立ってりゃいいのさ」
そういうおまえの顔から目をそらすんだ
おまえはそうやって俺の心の火を消していっちまう
**サリーは待っててくれる、遅まきながらも
オレたちとともに歩んでくれているんだ
その彼女の心もやがて去っていく
「でも怒ってばっかりいるなよ」
おまえがそう言っているのが聞こえてきた
オレを連れて行ってくれ
おまえが行くところならどこへでも
夜中だろうが昼間だろうが
だれも知らない場所にね
どうかロックバンドなんかに
おまえの人生をゆだねないでくれ
奴らはなんでも投げ出しちまうんだから
*くりかえし
***サリーは待っててくれる、遅まきながらも
オレたちは一緒に歩き続けてるんだ
でもオレの心もだんだんと離れていっちまう
「怒りにばかり目を向けててもしょうがないよ」
おまえが言ってるのが聞こえてきた
**くりかえし
***くりかえし
むかしの話だけどね・・・
*********************
</object> でも、この動画を見ると 「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」というセリフは女の人に言わせてるから この訳詩ももしかしたら違うのかもしれないけどね。 まあ、いろいろと解釈できるのがまた楽しいから、 いろいろと想像してみるといいですよ。
YouTube: Oasis - Don't Look Back In Anger (Official Video)
この和訳ってオフィシャルなものすか?
それとも、フ―タローさんのオリジナル(?)ですか?
私はあまり歌詞(の意味)を考えて聴く事がなかったので、和歌詞を見て、へえ~~こんな歌だったんだ~・・と再発見の気分っす@v@
「俺はベッドの上から革命を起こそうとした」って、ジョン・レノンの「ベッド・イン・ピース」をやっぱり彷彿させますよね。
あと、「ロックバンドなんかにお前の人生を委ねないでくれ」というところ。
むかーし観たジョンのビデオで、しつこいファンの男性を諭しているシーンを思い出しました。
(ジョンの歌と自分の人生を重ね合わせちゃってるファンだったので、「そうじゃないんだよ」とジョンが優しく言ってるわけです)
なので、ジョンの影響が少なからずあるのかな?と思ったり。
ところで、dont look back in angerって、ずーっと、「怒りに満ちたまま過去を振り返るな」という意味だと思ってました@@look backが「後ろを見る=過去を振り返る」という意味だと捉えてます。
PVで女の人に言わせてる・・というのも、PV観てみると、単なる遊び心にしか感じれらない自分^^;
でも、こうやって色んな意味・解釈を見出す作業もいいものっすね!
(ノエルを)好きな人だと、作ったものに対して色々考えますよね☆
追伸)
昨夜、夜更かししていた娘に「ねこのおうさま」を見て貰いました。
かなり、ジーン・・・としてました。
再び娘と一緒に読ませて頂き、以前は「おうさまみたいに利他に尽くす生き方カッケー」とばかり思った訳ですが、本当は、おうさまも生きててほしかったし、生きなければならなかった・・とも新たに思いました。
なぜなら、おうさまみたいな利他に尽くせる勇者は、一国の平和を築きそれを維持できる賢者でもあるから。民衆を護り、民衆のお手本となりながらも、おうさま自身も力強く生きていく。これが一番いいって感じ。
・・・なーんて、えらそうに。
とにかく、読んだ人にここまで考えさせるブログ絵本、素晴らしい~~
小6の娘も、感じる部分が大きくあった事でしょう!
そうです、結局、↑これが言いたかったんすよ!
このブログにのせてる和訳はすべて
ボクが勝手に解釈したものなので、
歌詞カードにある和訳とはまるっきり違ってたりもすることも往々にしてあります。
英詩は韻を踏むためにどうしても言葉の使い方が省略されたり
主語や動詞、目的語なんかの順番も入れ替わってたりしてて
日本語に訳すときは意訳のセンスがずいぶんと問われるように感じます。
ですから、訳す人の数だけ訳詩が生まれてくると思ってて間違いないですね。
だから、みかんさんのおっしゃる「怒りに満ちたまま過去を振り返るな」という訳も
当然成立すると思います。
そう解釈すると、他の部分の意訳も少しずつ変わってくると思いますよ。
ホントに訳者の思い入れでずいぶんと変化するので
メンドクサイですけど辞書片手に訳してみると楽しいですよ、きっと。
それはそうと・・・
ジョンの家の庭に入り込んだ若者を諭してるジョンの姿、映画「イマジン」でボクもみました。
若者が「キャリー・ザット・ウエイト」の歌詞を引用したら
ジョンから「それはポールの曲だ」と返されぐうの音も出なくなってたりしてました。
クレジットはレノン/マッカートニーってなってるんだからカン違いしてても仕方ないんですけど
なんかちょっと笑っちゃうシーンでもありました。
ところで、
「ねこのおうさま」に対するおほめの言葉、どうもありがとうございます!
たしかに「おうさま」が死んでしまうところ、
読んだ人からは「死なすことないのに・・・」とか「どうにかしてハッピーエンドにして」等要望もあったんですが・・・(苦笑)
自分の中じゃ、あれが一番自然な結末だったりして、
どうにも他のエンディングが思いつかなかったのです。
世の中には「なくしてみないとわからないもの」がたくさんあって、
(それは人だけに限らず酸素や綺麗な空気や水なんかもそうですね。)
あるのが当たり前だとどうしても大事にすることをおろそかにしがちで、
そういう部分も表現したかったわけです。
「いなくなって初めてわかる大切なもの」ほど
実はほかのなによりも大切にすべきことなんですけど
これがなかなかむずかしい。
なんせ、「なくしてみないとわからない」わけですからね。(笑)
だから、「大切なことだったんだと気付く」ことで実はOKなんじゃないかとも思うわけです。
大切なのはその「気付いた後のそれぞれの生き方」なんじゃないかと。
「ねこ」たちは「おうさま」のことを忘れまいとお墓を作っていつまでもそれぞれの心の中で生き続けさせた。
これが大事なんじゃないかと考えています。
もちろん、おうさまも生きていてほしかったですけどね。
でも、
みかんさんの考え方ってとてもすばらしいですし、
前向きであたたかさも感じますね。
ホント、何度も言って申し訳ないですが、
『只者』じゃないですね、みかんさんは。