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ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

ゴジラ -1.0

2023年12月24日 | 映画
今日はクリスマスイブ。
だけど、まあオレには全く関係のない話なんで
いつものように過ごそうと思ってたんだけど、
最近、ネット上では「ゴジラマイナスワン」という映画が米国でも第1位を記録したとの評判でもちきりだったので
ちょうどいい機会なんで観に行った。
普段なら絶対にこんな怪獣モノは見ないんだけど、
やっぱり米国で第1位を取ったとなると
子ども向けのしょうもない映画とは違うんだろうと思ってね。
(こんなこと言うとこれまでのゴジラファンにはちょっと失礼か)

でもまあ、これが正直なところなんでちょっと申し訳ない。
11月初旬に公開しているのに未だにロングランで映画館でやってるなんて
やっぱりそれなりに面白いんだろうと、
期待半分、期待外れかも、と覚悟もしながら観に行った。
この前の日本アカデミー賞を取った「シンゴジラ」がクソつまんなかったんで
あまり期待値を上げてもな~とも思ってたんだよね。

んで、観た感想はというと・・・、

まずは神木隆之介や吉岡秀隆の臭い演技で「ちょっとヤバいかも」と早くも思ってしまった。
特に神木隆之介はね、あの大袈裟な演技がどうしても気になっちゃうんだよな~。
吉岡秀隆もどんな役をやっても「北の国から」の純クン役そのまま全く変わらないからね、
マジでこのあたりの演技派と呼ばれてるのどうにかならないもんかな~と思っちゃう。
ハリウッド的にはこれくらい大袈裟な方がいいのかもだけど、
日本人的にはちょっと表現がオーバーなんだよな~、と
「お話に入り込めないかも…」という不安な気持ちで見始めた。
でも、
大戸島に出現したゴジラ、その後の更に狂暴化しデカくなったゴジラの大迫力でそういった不安感は全て吹っ飛んだ。
いやマジでそれくらい迫力があったね。
しかも、この映画、
単なる怪獣映画じゃなく、
戦争映画なんだな~と思った。
戦いに行くときの兵隊さんたちの死の恐怖、
戦争に巻き込まれた人々の恐怖やその理不尽さを受け止めて生きる姿をきちんと描いてるんだよね。
というか、そっちの方がメインなんだよ。
これは、確かに全米でヒットするよな~と思った。
まさに「怪獣映画というモチーフで戦争を描いた作品」なんだよね。
まるでクリントイーストウッドの映画作品でも見てるかのようだった。
こんな映画が日本でもできるんだな~、と感心したな。

不覚にも途中で何度か泣いてしまったし、
これはマジで傑作だと思う。
これこそ「日本アカデミー作品賞」にふさわしい。
「シンゴジラ」のような子どもだましの怪獣茶番劇とは全く違うんだよな。
(シンゴジラファンの皆さん、ゴメンナサイ)
主役も神木隆之介じゃなくもっとシンプルな演技の出来る上手な役者さんだったらさらに良かったと思う。
(神木隆之介ファンの皆さんゴメンナサイ)
というわけでこの映画、マジでお薦めです。

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