JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

QSLカード受領処理_2020年9月分

2021年07月06日 23時55分03秒 | 交信記録や書類

去年に届いたQSLカードの受領処理だが、入院などもあって昨年末から滞ったままだった。このまま行くと1年放置になりかねず、それだけは避けたくて着手することにした。

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■星の意味
 ・★:紙くずQSLカード(本当は違うのに、QSLカードのふりをしている。)
 ・☆:不親切なQSLカード(もうちょっと頑張ると、1人前のQSLカードになれる?)
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★QSO年月日の並びが記入欄と一致していない……1件
フォーマットがDAY→MONTH→YEARの順になっているのに、データの記述順がYEAR→MONTH→DAYになっている。更に記述位置がフォーマットと合っていない。これ、印刷フォーマットの編集が出来ないのに印刷で賄おうとしたってことかな?であれば、手書きをオススメします。

★発行者側の運用場所が特定されていない……1件
常置場所?設置場所?と思われるものが2種類書かれていて、一方を選択or抹消していない。まぁズバリ「どっちやねん?」となるわな~。

★ToRadio欄にコールサイン記述なし(代わりに宛名記述?を含む)……11件
証明する相手はアマチュア局であって、その免許人に対してではない。人に対して証明しているのと勘違いor思い込みがあるんだと思われる。

★MHz欄にkHzで記入……1件
まんまです。「小数点を打ってください!!!」あるいは、欄名を“kHz”にしてください!!!

★QSO時刻のタイムゾーン未記入or選択なし。……6件
どこの時刻なのかが明確でない。まぁどれも国内同士のQSOだし、私のログデータとの一致状況から“JST”だと容易に想像できるのだが、それはそれ。タイムゾーンは必須の情報だと認識することをオススメする。

★QSO時刻を修正液で訂正……1件
証明に必要な情報の訂正は、禁じ手です。今回のものは、ウラ面が夜景のカラー写真でしたが、残念ながら紙くずでございます。

★QSO年が脱字……6件
要するに西暦の下2桁だけを書いて、上2桁の省略記号を書かないでいるものだ。やはりと言うか、6件とも手書きだ。印刷では、余程意図的にフォーマットを作り込まない限り、有り得んからな…。

☆運用場所の選択を蛍光ペンのみで行っている……1件
これ、★に近い☆だ。蛍光ペンは他のペンより色落ちが早い。つまり、寿命が短いQSLカードということになる。書いた瞬間の見た目に騙されないように願いたい。

☆複数ログデータ用レポート欄なのに、余白部を無効にする記述なし。……1件
2件のログデータに対応可能なレポート欄に1件のみ記入して、未記入である残りの1件の欄に対して“End of QSO DATA”や“以下余白”などの記述が無かった。これじゃあ余白欄を使ってデータの捏造が可能だな。

☆証明を受ける免許人の氏名が誤字……2件
基本的に宛名は任意だけど、誤字って…。必須情報じゃないものを率先して書いて、それが誤り、しかも宛名…。QSLカードに関しては、正に“蛇足”であります。なぜならターゲットがアマチュア局であって、その免許人ではないから。これほど分かりやすい理由って他には無いと思うけどな…。

☆レポート面に自局コールサインの記載なし。……9件
どの局からのQSLカードなのか?を見るために、わざわざウラ返しにしないと分からない。実際問題、ウラ面を見ないで受領処理することは無いんだけど、必須項目を片面で確認できないのって正直手間に感じる。

☆リグやアンテナが羅列状態。……3件
この情報の目的は、QSO時に使用していた設備を相手方に紹介することであって、持っている全設備を紹介するものではないと認識しているが、違うのかな?まぁ、コレクション自慢などと誤解されんように気~つけてほしい。

☆送信出力が羅列状態。……2件
具体的には“100/50W”となっているが選択および抹消が無く、羅列状態になっている。これもリグやアンテナと同じ感じで「上級ハム自慢かい?」と受け取ればいいのかな?

☆免許人の苗字が読めない……1件
本人にとっては当たり前の読みなのかもしれないが、そうでないことって意外と多い。基本的にはローマ字併記orルビを振って欲しいと思う。

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ところで今回、1枚で4件のネタ(★×3、☆×1)が仕込まれているものがあり、ワースト記録更新だ。アクティブに運用するのはOKだが、やっぱり基本は押さえて欲しい。

■今回の内訳
・受領枚数:111枚
・OK枚数 : 80枚(手書き=16枚、印刷=64枚)→OK率:72.1%
・NG枚数 : 31枚(手書き=22枚、印刷=9枚)→NG率:27.9%

【注】“手書き”は、QSOデータなど必須項目についてのみカウントし、使用設備のマーキング、サイン、コメントなどは除外した。

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以前の記事でも述べているが、あくまで本記事の目的は“紙くずQSLカードの撲滅”だ。今回は111枚で延べ56件(←☆ネタを含む。)のNGおよびその予備軍が見つかった。

今一度、QSLカードの発行者各位におかれましては、記入内容および各項目の記入プロセス、および出来上がったQSLカードにNG箇所が無いのか?を再確認していただけたらと思う。せっかく手間とお金をかけて作成したQSLカードなのですから、それが“紙くず”になるなんて悲し過ぎます…。


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