この辺りで、以前にJR東海が乗り入れる富山行き普通を撮影した時は構図などを考える余裕も無く、カメラが起動した直後にとりあえず構えてみて、数秒後にはシャッターを切るという“やっつけ撮影”であった。やや日の丸気味なのはキャリア的にも仕方が無いとして、傾きやピンボケの無い無難な撮影となったのはラッキーだったと思う。だけどそれじゃ愛想も無いので、あらかじめターゲットを決めた撮影に臨むことにした。
■高山本線_坂上-打保(撮影日:2003年8月16日)
上記の“やっつけ撮影”後も時刻表や地図を見たり、現地を通るたびに陽の向きや山影を予想&把握する程度であったが、次回の撮影につながる情報収集&検討を進めた。その結果、陽の向きはPM中盤がベストだが、陽の高さは正午過ぎでないと山影が被る可能性が大きい、更に夏場以外のPM中盤は完全に山影になってアウトと判断。そこで、夏場のなるべく正午に近い便ということで、まずは11時過ぎの便を逆光承知で保険撮影、次の14時台後半の便を本命撮影することにした。
場所は打保駅から約1km、R360を坂上方面に進むと僅かだがセンターラインが有る区間が有る。路面の線路寄りにあるマンホールを目印に、足場の状況等を見て立ち位置を決めた。
結果は11時過ぎの便がUP写真、14時台後半の便は一部山影が被ってNGとなった。これが今ごろ(夏至前後)だったらどう出るのか興味と期待感は有るが、今のところ未確認のままだ。他には空、山、川を入れたいと思って決めた構図だったが、雲が露出オーバー気味、車両は大きさの読みが甘くて大きめになった。そんないい加減な撮影でも、AFでピントが車両に合ってくれたのはラッキーの一言だ。そこまで結果が出てくれるのであれば、今更だがもう少し低めのアングル(アオリ少々)で撮影すればよかった気がする。ただ当時はほとんど三脚を低く設置していなかったので、無理な話だろうな…。
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