史上最悪のCONDX？対策

今夏のハイバンドにおける国内QSO数は、例年に無く少ない結果であった。一部の同業者からは「史上最悪のシーズン（CONDX）だ！」との発言もあるらしい。確かに3年ほど前までだと、11月末ごろまで14MHzだけは6や8が頻繁に聴こえていたはず（7:30頃＠通勤中のワッチにて）だが、今年は既に聴こえない日（7:30～8:00頃＠同じく通勤中のワッチにて）が多い。さすがにこれではモチベーションの維持に支障を来たすので、モービルは週明けから他のバンドのアンテナも備えることにした。ちなみに8月に入ってからのHF帯は、ほとんど14のセンターローディング（L=1mクラス）のみを使用していた。

そこでアンテナの確認を行うこととし、とりあえずアンテナアナライザとホイップアンテナを2本だけチョイスして滑川市の大日公園へ移動した。道中は14MHzSSBでCQを出しながらであったが、奥穂高（→他に詳細情報なし）からQRP運用している局からCALLいただき、双方RS55で何とかQSO成立。富山県内から14MHzで久々のQSOであった。で、間もなく到着。

1本目のアンテナは50MHz＠Maldol_ARS-50というモノバンドフルサイズホイップ。このアンテナ、マグネットアースシートのケーブルを初期の長さ（≒300mm）だと共振周波数が47MHz付近だったはず。今回はアースケーブルの長さが110mmだから51MHz付近で共振していて欲しいと願いながら測定。結果は51.10MHz付近であった。と言うことで1本目はOK。

2本目のアンテナは7.1MHz＠第一電波_HF40FXというモノバンドホイップ。共振周波数が7115kHz付近にあればOKなのだが、結果は共振周波数が7135kHz付近で最低VSWRが1.4であった。以前にも同じ感じのことがあった気がするが、原因が特定できていない。アンテナの上にカバンを数回落としたことがあるので、コイルの真円度か同芯度あたりが狂っているのかもしれない。確か購入直後はもっと低いVSWRだったはずだし。と言うことで2本目はNG。

念のため触れておくと、マグネットアースシートは6月に使用開始したものだから腐食は考えにくい。目視の限りでは腐食の程度はまだまだ。同軸ケーブルは50のフルサイズ（1本目のアンテナ）がOKだから問題なし。使えるモノバンドがHRシリーズ（L＞2000mm）だけというのも融通が利かないから、何か更新を検討する必要がありそうだな。