自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

身近な毒も・・・

2021-06-14 22:48:00 | お散歩
キョウチクトウ[夾竹桃](キョウチクトウ科)
インド北部原産の常緑低木。葉は革質で長披針形、全縁で3枚ずつ輪生します。
6~9月、桃色や白色の上部が5裂し平開するロート状の花を咲かせます。
耐熱、半耐寒性などがあり、排気ガスにも強いため、街路樹などに植えられることが多いです。
全草、特に種子や枝の切断面から出る乳液が有毒で、強心配糖体のオレアンドリンを含み、誤食すると頭痛やめまい、嘔吐、けいれん、意識障害を起こし、死に至ることもあります。
フランスでは、この枝をバーベキューの串に使った為、数名の方が亡くなったことがあります。
西南戦争でも官軍の兵が、この枝を箸に使って中毒を起こした例もあるそうです。
まさに綺麗な花には毒がある。
花を見て楽しむだけに致しましょう。

5月下旬 横浜市内にて

コメント (8)
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