ノイバラ[野茨](バラ科)
北海道西南部~本州、四国、九州の低地~山地に生える落葉低木。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は7~9個、卵形~長楕円形で縁に浅い鋸歯があり、葉裏と葉軸には軟毛があります。托葉は葉柄に沿着し、腺質で細深裂します。5~6月、枝先に総状花序をだし、径約2cmの白色の花を咲かせます。秋には赤く熟した偽果をつけます。
池の畔にある茂みにノイバラの実がたくさん生っていました。本当に赤い色をしています。この赤い実を営実といって、下剤 として用いたそうですが、作用がとても強いため、民間での使用は避けた方が良いと言われています。一方、エイジツエキスは保湿作用があるため、化粧水などに配合されていることもあります。ただ、ここに写っているノイバラの実を使ってもたいした量は取れないでしょうね。
初夏に咲くノイバラの花は、甘くてとても良い香りがします。毎年見ている気になっていましたが、花を撮ったのは10年も前になります。ついこの間と思っていたのは、年をとってきたせいでしょうか。年々、1年の過ぎるのが早く感じてしまいますね。
今日は二十四節気の小雪だそうです。雪が降ってもおかしくない季節になったのですね。
10月下旬 大和市内にて