イチゴの花・・・

クサイチゴ[草苺]（バラ科）
道端の斜面に割と大きな白い花が咲いていました。
クサイチゴの花です。
この斜面では所々でこの白い花が咲いています。ちょっとした群生でしょうか。
草、といっても木苺の仲間。細く鋭い刺があるので、近づくのは注意が必要です。

ちょっと皺のある5枚の花弁に、長い花糸を持つ雄しべが多数ありますね。花の中央には、これまたたくさんの雌しべがぎっしりと付いています。一つ一つの雌しべにそれぞれ独立して子房と花頭があり、受粉すると子房の壁が膨らみ果実になります。
赤く大きな実は、甘みもあって美味しいですね。
5月になれば、味見することもできるでしょう。久し振りに今年は味見もしてみたいですね。

2013年の実

４月上旬　横浜市内にて

紫の花・・・キランソウ

キランソウ［金瘡小草］（シソ科）
林縁の土手や道端などで、この紫色の花も咲き始めています。
キランソウ、毎年見ていても、この季節には必ず花を探してしまいます。
全体的に毛が多いですが、小さな蕾もその毛に覆われています。
まだしばらくは、この花を楽しめますね。

2016年の花

４月上旬　横浜市内にて

小さいわけでは・・・

コスミレ[小菫]（スミレ科）
こちらのスミレには、ハチは訪れていませんでした。
コスミレです。いつもの林で今年も花が咲いておりました。

この時は花が咲いていたのはこの株だけで、他はまだ葉だけが目立っていました。
小菫、「小」と付きますが決して花は小さくありません。
草丈がよく見られるタチツボスミレより低いことから、この名がついたともいわれているようです。
スミレ、色々な花があるようです。

2013年の花

４月上旬　横浜市内にて

スミレとハチと・・・

タチツボスミレ[立坪菫]（スミレ科）
春の花がいろいろと咲き始めてきましたが、スミレの中でもタチツボスミレは一番目にする機会が多いですね。
そんな花のひとつに、夢中になって蜜を吸っているハチと出会いました。
これはニホンミツバチでしょうか。
私がカメラを向けても構わずに、頭を花の中に突っ込んでもぞもぞとしています。
余程おいしい蜜があったのでしょう。
私の方が先に飽きて、この花から去りました。

ニホンミツバチの巣

４月上旬　横浜市内にて

早過ぎて、少し遅くて・・・

カタクリ[片栗]（ユリ科）
4月に入り、カタクリの花が咲いていないか、久し振りに林の中へと入りました。
以前花を見た株は見当たらず、1枚だけ葉の出ているものがちらほらと見られました。
花を諦めかけた所でこの蕾に出会ったのです。
花を見るには少しだけ早かったようです。

４月上旬　横浜市内にて

早く花を見たかったのですが、結局翌週になって見に行くことができました。
花は咲いていたのですが、咲いてから時間が経ってしまったようで、全体的にくたびれた様子です。
でも、辛うじて咲いていると言えるでしょうか。
久し振りに地元での観察です。

こんな様子で俯いて咲く花、盗掘されないで来年もまた花を楽しめることを祈ります。

2015年のカタクリ

４月中旬　横浜市内にて