自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

蔓延って咲く・・・

2020-08-25 19:39:00 | お散歩
センニンソウ[仙人草](キンポウゲ科)
林縁の道を歩いていると、道端の草むらを覆うように白い花が咲いていました。
センニンソウの花ですね。
まだ蕾の方が多かったのですが、白い花も綺麗に咲いていました。
晩秋というか初冬に花を見ることもありますが、やはりこの季節に見る花が元気が良く見えます。
以前にも載せましたが、葉や茎の汁に触れると皮膚が赤くなり腫れて、水ぶくれができてしまう有毒植物でもあります。使い方次第では、薬用植物にもなりますが、こうして花を楽しむ方が無難ですね。

2019年12月の花

8月中旬 横浜市内にて

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次に咲く・・・

2020-08-24 22:07:00 | お散歩
ツルボ[蔓穂](キジカクシ科)
コヒガンバナを観察した土手では、ツルボの花が咲き始めていました。
3年ぶりに撮りましたが、いつ見ても可愛い花だと思います。

近くには、すっかり咲き進んだツルボの群れもありました。
下から順に花を咲かせながら花序が伸びていく様子がわかるでしょうか。
ハナアブの仲間でしょう。花の周囲を飛び回っていて、画面中央にたまたまその姿を捉えることができました。
すりおろした鱗茎を、腰痛や打撲傷などにガーゼに塗布し患部に湿布して用いられていた薬用植物でもあります。
身近に咲く姿を、また来年も楽しみたいですね。

2017年の花

8月中旬 横浜市内にて

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証拠品・・・

2020-08-23 20:24:00 | お散歩
コヒガンバナ[小彼岸花](ヒガンバナ科)
7月に花が咲いていたコヒガンバナらしき花。
そろそろ実が付く頃だと思って、確認に行ってきました。
既に花は終わっていて、この様な実らしきものが付いていました。

ひとつ採って、実を割ってみます。
すると中には、白い種子が6個ほど入っていました。
近くに生えていたドクダミの葉の上に置いてみましたが、その大きさがわかるでしょうか。

ここにはたくさんの花が咲いていたので、各々の茎先に実が付いています。
まだ緑色の実も割ってみましたが、中には同じように白い種子が入っていました。
これでこの花はコヒガンバナで確定でしょうか。
念願の証拠写真、とても暑い日に確認しました。

7月の花

8月中旬 横浜市内にて

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白き花たち・・・

2020-08-22 22:20:00 | お散歩
マツカゼソウ[松風草](ミカン科)
本州~四国、九州の林内などに生える多年草。
8~10月、茎先に集散花序をだし、白色の4弁花を咲かせます。
果実は袋果で、4個が離生して、数個の種子が入ります。
花と一緒に、果実の姿も見えますね。

葉は3回3出羽状複葉で、小葉は質が薄く葉裏は白色を帯びます。茎や葉には油点があり、独特な臭気があります。
お盆休みに墓参りをした後、久しぶりに揃った家族で、箱根まで行ってきました。
県内から出ないようにしたいので、ぎりぎりの選択です。
子供がポーラ美術館で開催している「モネとマティスのもう一つの楽園」という展覧会を見たいというので行ってきたのです。
私は美術館の周囲にある森の遊歩道を歩くのが楽しみで、このマツカゼソウは、そこで出会ったものです。
モネの睡蓮の池とマツカゼソウ、この時初めて見たのです。

8月中旬 神奈川県内にて

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珍しき・・・

2020-08-21 21:49:00 | お散歩
ヤブガラシ「藪枯らし」(ブドウ科)
川沿いの道端では、ヤブガラシの実を見ることもできました。
ヤブガラシは花が咲いても普通実を付けませんが、この川沿いでは実を付けるヤブガラシが多いです。
同じブドウ科のノブドウの実の様にカラフルにはなりませんが、熟すと黒くなります。
実の数も少ないですね。
地上部を刈り取っても、地下茎が少しでも残っていると再生します。
家の周りでは蔓延って欲しくないですね。

2015年の実

8月上旬 横浜市内にて

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