自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

秋に見る花・・・ヤブマメ

2024-11-05 17:41:49 | お散歩

ヤブマメ[藪豆](マメ科)
関東地方以西の本州、四国、九州の林などに生えるつる性の1年草。茎は細長く伸び、葉柄や花軸とともに下向きの毛があります。 葉は3小葉で、小葉は広卵形で両面に毛があります。
9~10月、葉脇から総状花序を出し、淡紫色の蝶形花をつけます。旗弁は紫色、翼弁と竜骨弁は白色に近いです。また、この花の他に地上部と地下に閉鎖花を付けます。果実は豆果で、ほとんど閉鎖花からできます。地下には1種子の豆果を付け、この種子が一番大きいそうです。
ヤブマメの花が、林縁の草むらで咲いていました。この花、小さいですが綺麗な色合いですよね。秋の七草にあげられるクズの花も素敵ですが、ヤブマメの花もまた別の雰囲気があり、毎年見たくなる花の一つです。

10月中旬 横浜市内にて

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ソバの仲間か・・・

2024-11-04 17:01:11 | お散歩

ミゾソバ[溝蕎麦](タデ科)
田の畦や水辺などに生える1年草。茎には下向きの刺があり、下部は地表を這い、節から根を出して、上部は立ち上がり群落を作ります。葉は卵状ほこ形で、基部は耳状に張り出します。7~10月、枝先に頭状の花穂を出し、小花は上部が淡紅色、下部が白色の5裂する萼からなります。
水辺の草むらで、ミゾソバの花と出会うことができました。花色は変化が多いですが、ここでは紅色が強めの花でした。以前にも載せましたが、地表を這う茎から枝分かれして、地中に潜った茎の先に閉鎖花を付けるそうです。 目に触れることの無い花でも繁殖する力も持っているんですね。


シャクチリソバ[赤地利蕎麦](タデ科) 
少し離れた水辺では、シャクチリソバの花が咲き始めたところでした。昨年もこの花を観察した所です。その時は、シジミチョウが訪れていましたが、今回はハナアブの仲間が訪れていました。虫たちにも人気の花なのですね。
連休も今日で終わり。昨日今日と秋晴れが続いて気持ちよく過ごせました。

10月中旬 横浜市内にて

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花盛り、かな・・・

2024-11-01 15:06:20 | お散歩

シュロソウ[棕櫚草](シュロソウ科)
北海道~本州の山地の草地に生える多年草。 多くの葉は茎の下部につき、茎の基部にシュロ毛様の繊維があります。 6~9月、50~100cm程の花茎を斜上に伸ばし、暗紫褐色の花を多く付けます。 花被片は6枚で楕円形状です。10~15mmの楕円形のさく果をつけます。
3年ぶりにシュロソウの花と出会えました。この林では何カ所かで観察できますが、私が初めてこの花を見たのは17年ほど前で別の林でした。いろいろな場所で観察できるのが理想ですが、その林自体も少なくなってきていますね。
今日から11月、今年も残り2ヶ月となりましたね。明日からの連休は、特に予定もありません。

10月中旬 横浜市内にて

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