自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ふるきを尋ねて春を見る

2006-04-06 13:08:16 | Weblog
弥生時代から古墳時代にかけて多くの古墳が作られている。
約3kmも歩けば迫山古墳群、国分寺裏山古墳群、表山古墳群、法童子古墳群、下御領古墳群と5つの古墳群に出会える。3kmといっても山の距離だから早足でも40分や1時間では歩けない。全部で50個は越える数と思う。
1番大きいのが迫山1号古墳で高さ5メートル全長21メートルある。
入り口外観からの景色と内からを見ていただく。




この古墳は古墳時代後期(6世紀末)の造りで大和政権と繋がりのある軍事権限を握っていた人物らしい。
この周囲の古墳の近くではツツジがもう後わずかで花を開く。



つつじが咲き始めたら南部備後路も桜が満開で春、春です。
そんな中、我が庭ではカタクリの花が咲いていた。
カタクリは種が芽を出してから花をつけるまでには約10年かかり、戦後の乱獲以降減少しているから保護の必要な植物だ。
しかしこのカタクリには意外な薬効がある。



カタクリの根茎からとった澱粉を
おできや擦り傷、切り傷、湿疹につけると効果がある。
この澱粉はカタクリ粉と呼ばれ(通常カタクリ粉は馬鈴薯から作る)
砂糖と混ぜて熱湯で溶いて飲むと
風邪、下痢、腹痛その他病後の衰弱に対して栄養補給ができ元気がもらえるといいます。
そして、花や葉はおひたし、酢の物、和え物で頂くと癖になるのだそうですが
可愛い花を見るだけで採取はやめましょう。
蝉の幼虫が食べて枯らすのでこの対策も必要です。