自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

薬のリスク

2006-10-03 22:03:58 | Weblog
 コスモスが満開になり、季節を間違えたアーモンドが一輪咲いている。



お米の話の時と同じように大学の無料公開講座を聴講した。
福山大学を始めとした薬学部などの専門教授が「医療への応用を目指して」の副題で1人あたり1時間の講座だから分かれば勉強になり役に立つはずだが!
高校生も十人程、聴講しており、鋭い質問をして、教授を驚かした。
日本の将来もまだ捨てたものではないと実感した瞬間であった。

さて、4つの講座の中から少し紹介すると
緑の香りはストレスを緩和する。
緑の香りは聞いても良く分からなかったが
カラタチとアゲハチョウの関係を見ると食べる場所によりさなぎの色が緑や、茶色になるそうだ。
又、山椒の小木を1晩で裸にするアゲハの幼虫は触ると角を出し特別な嫌なにおいを出す。



この幼虫の出す匂いやカメムシの匂いは緑の香りを凝縮している。
身を守る遺伝子がそうさせているのだろうがこれを使わないてはない。
難しい話は端折って
緑の香りは、心身のリラックス効果を期待してアロマテラピーとして使われている。
今回の公開講演会は以下のチラシで見て欲しい。
私には理解が無理な話のようだ。
くすりにはりすくがあると言うことが分かったくらいかな。



体内時計の分子機構を取り出している研究に興味を持った。
人間の生態時計は1日25時間だそうでよく聞く時間だ。
例えば朝、朝日を浴びるとそこで時計がリセットされて24時間の地球時間に合う。これが健康になる源だといわれている。

人間の行動を比較したデータがある。

            1960年     2000年
22時~23時睡眠開始   15%       18%
23時~0時         6%       25%
0時以降           3%       10%
夜形生活の人間が大幅に増えている。
この人達、それぞれ同じような病気でも薬は効く人と効かない人がでる。
だから体内分子を取り出してその対応の薬を作れば個別には良く効く薬が出来る説である。
でも薬はあくまでも薬で副作用と言うリスクが伴うものである。
そのリスクが比較的少ないのが食物から自然に取るものである。
今日の薬草講座は間違って咲いたアーモンドを紹介する。 



アーモンドにはたんぱく質、脂肪、カルシウム、鉄、ビタミンB1、B2、Eを豊富に含んで栄養学で言うバランスの取れた食べ物です。

滋養強壮に役立ち、つわりの時の食材としては最高、又とんかつの衣の中にスライスしたのを混ぜ合わすと過酸化脂質が大幅に減らせるようです。

ビタミンEは女性の味方で細胞の老化を抑制し、他に不妊症、冷え性、シミ、そばかす退治にも効果を示します。
最後に一言、食べすぎは肥満と言うリスクを背負います。