自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

卒業してから半世紀

2006-11-01 23:28:13 | Weblog
 公開研究授業があったから半世紀ぶりに御野小学校の
授業に触れさせていただいた。
校舎も校庭も変わりがないように見えるけれど大きく変わっている。





銀杏の木もケヤキの木も大きく育っている。
記憶にないが、多分、校舎も建て替えられているはず!
懐かしいの文字が頭をよぎり、本日の授業風景や内容に期待した。
校長先生の了解を取り撮影させていただいた。





各学年共に社会科の学習で学年が上になるほどレベルは高く
4年生ぐらいから私の頭ではついていけない。
先生の指導説明があり、その後を子供達がそのテーマに対して
個人やグループ討議で答えていく。
子供達は無駄口を利かない。
25人程度のクラスのほとんどの子供が手を上げ、全員が正解に近い答えを
大きい声、小さい声は別にして発言する。
良く見るとノートに書いてあるのを読んだ生徒もいた。
先生は時間を気にしながらも黒板にまとめを書いていく。
決められた範囲までが5分も超過したクラスはなくまとまった。
すばらしい授業風景であった。
2時間弱、2時限、13学級全てを見せてもらったがストーリーに対して
全てがその通りに進められていた。
3時限目からは講堂で校長の挨拶及び、本日の授業の進め方、
考え方や改善された内容の説明、全生徒の音楽発表会があった。
この音楽発表会は校長が今年から始めて、初年度で広島県の銅賞を頂いたと
話されたとおり見事であり感動した。



他にも何かないと探したら


生徒数304人 私の時代の半数


体験学習もすばらしい


したの松は今年の7月まではまだ緑色をしていた。
その松が10月31日に茶色になっている。



本日の授業を見ての感想及び現実の姿だが
① 本当の授業でこのように全員が発表して、隣との雑談もなく、静かに
しかもストーリーどおりに進むわけがない。
生徒の能力差や理解力は当然違うだろうに!
② 休憩時間に生徒の話しているのを聞いた。
騒ぐ子が多くて、授業が出来ない事もあるよ。今日は皆おとなしくしていたよ。
③ お母さん達の姿がこれでいいのかと思えた。
Gパン姿で土にすわり2人のひそひそ話。
まるで高校生が学校をサボって街の片隅で話しているように、これが親なのだ!
④ 研究授業だが先生達は現実とよそ行きの姿をどのように見たのであろうか。
⑤ 教育事務所の方、コンサルの大学の先生はどのように反省されたのだろうか。

堂々川の枯れ松は現実と虚像の姿を嘆いたが何も言わずに去った。
が見てみぬ振りをするのは如何なものか
これが現在の学級崩壊、いじめ自殺の要因の1つか、皆でよく考えよう。