自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

あなたのそばが(完結編)

2007-01-19 11:58:02 | Weblog
 さあ、サー、いそぐ人も、急がぬ人も時を作って寄っとくれ。
私はあなたの蕎麦がヨイの最終回です。(前10月12日、12月9日)
今回は落語の「時蕎麦」のようにお金をごまかす話ではなく真実一路、
本当の蕎麦を打つマニュアルです。そしてこの3部作が地域活性に役立てばよいのですが!

そば粉が出来ました。
高速製粉だったら100円から150円、石臼で熱をもたさず挽く粉は500円も挽き賃がかかります。かおりにもいろいろありますが香りを楽しむ方は高いほうがお勧めです。
が側の人たちを良く見る必要が在りそうです。



そば粉と繋ぎ粉を混ぜ合わせます。二八蕎麦の場合はつなぎの粉もこだわりが欲しいです。先生のこだわりの粉は陽和製粉のマル特折鶴がお気に入りです。



水の量と質は微妙に影響するから自分流の名水で量を計る。
硬水、軟水、水道水でも使えますが湧き水にこだわるほうがよいですね。



粉と水が良く混ざり仕上がり具合も順調です。



これから伸ばしにかかります。
水と混ぜてから時間との競争です。



薄く延ばしていきます。詳細はかなり端折っています。
たたみました。このときはひっつきもっつきが無いように粉を多く使います。





切りに入ります。均等に切るにはこつがあります。
そのノウハウは要望により別に伝授します。



切る前に大量に使った粉は回収します。



蕎麦うちは終わりました。
水が沸騰した大きな鍋に40秒間蕎麦を入れて引き上げます。



食べる準備が出来ました。
約40分一心不乱に勉強しました。
ふと我に返り上を見るとジョウビタキの絵が目に付きました。
この山小屋の主は芸術家です。



蕎麦が出来上がるとつゆや薬味が幅を利かせますが「つゆ」が大事だった事につゆ気がつかず今回はパスします。



一口食べて、もう一口食べて、さらにものもいわずにツルツル。
お・い・し・い=美味しい
ここの当主に親しくしていただいていたから、こんな産まれて初めての味に出会えたわけです。
蕎麦はそばにいる人の味が出る。
やっぱりあなたの蕎麦が良い。