自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

手前味噌

2007-01-24 19:45:50 | Weblog
 無法松をのさばらすわけには行かないから、先ず身だしなみを整わせたい。
そんなわけで人様に比べると3日遅れかもしれないが剪定を始めた。
繁った枝に何かが有る。キジバトが巣を作り始めてやめたようだ。
フーン、荒い組み立ての巣なんだ。捨てた巣みたいだから回収した。



そんな時友人が電話をしてきた。今味噌を作り始めたよ。
剪定を中止してカメラを担いで友の家へ急ぐ。
もう始まっていた。朝から4時間焚いた。



黒大豆と白大豆の混合、黒を入れると甘みが増すそうだ。
黒を入れすぎるとうまくいかない。その割合は?。
焚けたからざるにとって麹と混ぜる工程に入る。





味噌を作るポイントは麹なのだ。
麦だと赤味噌、米で作ると白味噌。
この麦麹は専門家から調達したとのこと。



麹と豆を良く混ぜる。
そうだ忘れていた。塩はどのくらい入れるの?
%ではなくkgと升で教えてもらったので計算できない。(すみません)
良く混ざったら、ミンチ(クラッシャー)にかける。





ミンチの機械から出てきたものは空気を抜く工程を経てタルへ入る。





ニンジンを入れた味噌も作る。味噌もニンジンも食べられる。
何も入れない味噌は上からどんどん補充されタルいっぱいになる。





いっぱいになったら封をされこの家の場合は3年間じっと眠るのである。
熟成してまろやかな味になる。
今回、豆や塩の混合比率データーを隠したようになったが味噌は作る人の個性が出る食べ物である。
これを「手前味噌」と言うのだと納得した。
手前味噌の取材で1時間ほど潰した後、再度、無法松をきれい剪定した。
さっぱりして明るくなった。
身だしなみを整えると「悪」もよくなることが分かった。