自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ばらの接木が

2007-01-22 15:46:15 | Weblog
 今朝は抜けるような青空で暖かく感じたが今は雪花が舞う。
土曜日 コミュニティーセンターで薔薇の接木講習会に参加させていただいた。
福山市の花は薔薇でこうした講習会も多く行われいる。
私達だけ学んだだけではすまないような気がしてこうして皆さんに披露したい。
所要で少し遅れて会場に入ったらすでに柳の枝を使って練習が開始されていた。



薔薇はノバラの根に自分の好きな花色などを接木できる。
接木の基本は
①時期が大切。1月の大寒から2月の立春にかけての一瞬が好機である。
5度Cを越えると薔薇は根が動き出し水を吸い上げるからその前に接いでおく。
②穂木が新鮮である、穂木は昨年の春から初夏に伸びた虫に痛めつけられていない充実した台木より細い枝を確保する
③良く切れるナイフを使う
④台木はノバラの実から伸びた1年生の約1.5ミリの茎を使う
⑤木質部と形成層を理解しておくこと



ノバラの根は水で洗いバラバラにして細根部は上から大人一握りを残して切断する。
今回も真面目に勉強しているから笑える所はここだけである。バラバラの拍手ですか!



穂木は幹に近いほうを斜めに切る。そしてその反対側を木質部にかかる程度に浅くそぐ。
台木はノバラの芽が残っていればそこは切断して形成層から少し木質部に入った部分を垂直に切れ下げる。
切り下げた所へ穂木の斜め切りした部分を外面に向け形成層を合わせる。
そしてテープで止める。



蝋を溶かして継ぎ目を浸す。
接ぎ蝋で固めた後は鉢に赤玉土小を入れて植える。




鉢の下から水が出るまで充分の水を与え保湿、保温の為袋の中に入れて暖かい室内で管理する。
3月には芽が動き出す。



最後のおさらいをして講義は終わりです。
福山明るい街づくり協議議会、福山バラ会からいただいた資料を参照しています。



今日も一生懸命学びました。
とかくボランティア活動ではトップが増えて会がバラバラになることが多いので
バラの基本を勉強してこんな事が起こらないようにしたいと思い必死でした。
そのためまだお昼なのですがそばの川のバンを見て、もう夜かと錯覚しました。



こんな経験も山深い村の活性化に繋がるかもしれません。