自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

続ソバ

2008-12-08 18:53:41 | Weblog
もうすぐ12月が1/3過ぎる。
今年の行事も大詰めを迎える事項が多いから先生=師も走り出す。
6日は組の荒神社の祭典準備のため1日おつきあいをした。
寒かった。
気動車が走リさる向かいの山では雪が舞っているのがわかる。



そばにある杉やヒノキの実が大きくなってきている。
花粉症が心配になり観察してみた。





今の段階では昨年と大差はなく花粉は少なめかな。
しかしもう少しだんかいを見ないと確定は難しい。
お祭りの本題はさておいて
火を赤々ともやしお酒を竹に入れて燗をする。
魚はイワシを竹串にさして焼く。
ここでは接待係を仰せつかっていたが寒いせいか参拝される方が
1度にたくさん来られたから役得のつまみ食いはできなかった。





7日の日曜日雪がやんで道路の雪も解けたと
油木の百彩館から連絡が来たから監事の方とまた北への旅をした。
標高510mまで上るといたるところに雪が積もっていた名残りが見える。





こんな田舎の町の石臼でそば粉を挽いてもらった。
まず石抜きをして、そばがらを取って、それから粉にする。





この地のお年寄り(すみません。年はそんなに離れてはいないと思いますが)
「昔は水車でゆっくり、ソバを挽いたものよのう」と言う言葉には重みがあった。
最近は時代が変わったのか「ソバガラ」がいらないと言う人が半分ぐらいいるとも話された。



そばについて少しだけ薬効を調べてみた。

「ソバガラ」は熱を吸収する性質があるから頭寒足熱のことわざどおり枕にするとよい。
ソバの茎や葉を焼いて灰にしたものに水につけて灰汁を作り、それを洗濯、洗髪に利用したり、染色の色出しに使ったと言われる。
少し専門的になるが
そばにはルチン、が含まれている。
そのルチンはビタミンPの一種で毛細血管の強化の働きがあり
出血性の疾患、脳卒中や歯茎からの出血予防によいとされる。
又心臓疾患や高血圧症にも有効、
そのうえ、すい臓にも作用してインスリンの分泌を促進させるから糖尿病予防や老人性痴ほう症にも有効と言う説もある。
20世紀に日本人が作り出した最高の食材「ラーメン」もよいが同じ長いものなら
「私はあなたのそばが良い」と言われる味のある言葉を馬鹿にしてはいけない。